東日本大震災から7年 南海トラフか首都直下か不気味な沖縄震度5弱(1) (2/2ページ)

週刊実話


 1596年9月4日、その中央構造線付近の大分県別府湾口で、推定M7.0規模の地震(慶長豊後地震)が起きた。その規模は、別府湾にあった瓜生島と久光島と呼ばれる2つの島が沈んだとも言われるほどだ。同月は1日にも、同じく構造線付近の現在の愛媛県を震源とした慶長伊代地震(M7.0程度)が発生しており、9月5日、今度は京都府を震源とした推定M7.2が発生して伏見城や東寺などが倒壊。1000人以上の死者が出たとの記録もあり、これらもまた、構造線を介した連動性が指摘されているのだ。
 「最近では、熊本地震から1年余りが経過した昨年6月20日、大分県南部で震度5強、その5日後には長野県南部でも震度5強の地震が起きている。距離は離れているが、これらも中央構造線近くで発生しており、関連性が指摘されている。周辺の地震によって構造線が刺激され、構造線を伝って離れた場所の活断層まで反応してしまうことを考えれば、今回の沖縄の地震もあらゆる地震の引き金になりうるということ。それが、南海トラフ巨大地震、さらには関東直下型地震の場合もあるのです」(サイエンスライター)
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