「もう1度頂点に立ちたい」棚橋弘至、決勝の相手は“苦手”ザック・セイバーJr.【新日本】 (2/2ページ)

リアルライブ



▽7月17日 札幌・北海きたえーる
▼G1クライマックス公式戦(30分1本勝負)
●棚橋弘至(17分18秒 ジム・ブレイクス・アーム・バー)ザック・セイバーJr.○
▽9月16日 広島サンプラザ
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○棚橋弘至(30分13秒 片エビ固め)ザック・セイバーJr.●<挑戦者>
※ハイフライフロー

 両者の対戦成績は1勝1敗のイーブンだが、昨年の『G1クライマックス』では、最終戦の8.13両国大会での6人タッグマッチでも棚橋はザックにギブアップ負けを喫しており、試合後に「ああいうタイプすげぇ苦手」とシリーズ中に2回もギブアップを奪われたザックについてコメントを残している。ザックには、昨年の対戦でもTAKAやエル・デスペラードなど鈴木軍のメンバーがセコンドに付き、試合に介入をしていたが、TAKAがマネージャーとなった今年のNJCでは、TAKAが言葉以外で試合に介入する場面は今のところない。内藤、飯伏、SANADAを相手に3連勝したのは、ザックの実力にTAKAの頭脳が加わったことで、“JUST TAP OUT”という結果に繋がっているのは間違いない。

 「もう1度、新日本プロレスの頂点に立ちたい!いやっ。絶対に立ーつ!」

 16日の後楽園大会で決勝進出を決めた棚橋は、得意のエアギターを全力で“演奏”後、ファンに再び“頂点”に立つことを約束した。ということは優勝の先に見据えるベルトはあのベルトか?その“頂点”に辿り着くには、今年のNJCで既にMVP級の飛躍を見せているザックwith TAKAを決勝でしっかりと倒さなければならない。欠場前の満身創痍な状態とは比較にならないぐらい気力もコンディションも良くなっているが、「手術しないと100%治ることはない」という両腕をはじめ、関節技を得意とするザックの技の数々は棚橋を苦しめることだろう。

 「キャリア19年目にして、いちばん凄い1か月を過ごしたんで、NJCに優勝したら2018年の2月は奇跡の2月と呼びます」

 今年のNJCは棚橋が10年ぶり3度目の優勝を飾り、欠場していた1か月を「奇跡の2月」と呼ぶのか?それともザックが、初出場にして初優勝を飾るのか?そして、優勝した選手が4.1両国大会でどのタイトルに挑戦するのか?新日本プロレス2018年の春男がまもなく決まる。

取材・文・写真 / どら増田
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