東西が交わるエキゾチックなバラの国、ブルガリアの魅力とは? (3/4ページ)
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16世紀後半にオスマン朝から伝わったというバラは、今ではブルガリアを代表する産業に発展しました。
2万種類以上あるというバラのなかでも、最も香りがよいとされるのが「バラの女王」と呼ばれるダマスクローズ。とりわけ、ブルガリア産のダマスクローズは世界でも最高級といわれています。
ブルガリアにおけるバラの産地として知られる「バラの谷」の中心都市・カザンラクでは、毎年6月の第1週末を中心に、世界的に有名なバラ祭りが開催されます。
そんなブルカリアのお土産の代表格は、もちろんバラ製品。オイルや香水、石鹸、化粧水、クリームなど、バラを使ったコスメやバラの花びらを閉じ込めたお菓子やジャムなど、多種多様なバラグッズに出会えます。
・豊かな食文化
東西の文化が交わるところに位置するブルガリアでは、トルコやギリシャなどの周辺国の影響を受けながら、豊かな食文化が育まれてきました。さすがヨーグルトの国だけあって、チーズをはじめとする乳製品を多用するのが特徴。長年にわたる牧畜文化の産物として、保存用の肉を使った料理も充実しています。
ギリシャ料理としても知られる「ムサカ」や肉や野菜を煮込んでオーブンで焼いた「カヴァルマ」は、ブルガリアの伝統的な家庭料理。地元の人が通う食堂で食べるおふくろの味は絶品です。
前菜には、冷製ヨーグルトスープ「タラトール」や豆と野菜のスープ「ボッブ・チョルバ」、白チーズをトッピングしたサラダ「ショプスカ・サラタ」などがおなじみです。
・手ごろな物価
ブルガリアは、ヨーロッパのなかでも最も物価の安い国のひとつとして知られています。