ひっくり返っても元通り!15m/sの強風に耐える折りたたみ傘『タフネスミニ』の数々の新設計とは? (2/4ページ)
しかも『タフネスミニ』には、この強化プラスチック素材以外にも、多くの工夫が施されている。
■骨の設計を徹底的に見直す!
せっかく強化プラスチックで丈夫な骨を作っても、その継ぎ目に従来の金属製リベットを使っていたのでは、そこからどうしても曲がったり折れたりする。そこで『タフネスミニ』の骨の継ぎ目にはリベットを使用せず、強化プラスチックの骨をはめ込んでつなげる「リベットレス・ジョイントシステム」を採用。
また傘のシャフトにはドデカゴン形状(12角形)を採用し、通常、折りたたみ傘には実施しない強度実験を行い、シャフトの湾曲、折れ、割れがないことを確認。加えて、傘の上部に行くほどシャフトを太くする、普通の折りたたみ傘とは逆のシャフト形状にすることで、強風に対してグラつきが生じにくい構造になっている。
さらに、通常6本の折りたたみ傘の親骨の数を8本に増やし、それにより強風に耐えられる強さと安定性を実現。このような様々な工夫により、『タフネスミニ』は、何と風速15m/sにも耐えられる折りたたみ傘になったのだ。