安倍昭恵首相夫人からの「Facebook友達申請騒動」顛末

まいじつ

Ushico / PIXTA(ピクスタ)
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3月18日のこと。YouTubeに、とある動画が投稿された。

アップしたのは元NHK職員で葛飾区議の立花孝志氏だ。立花氏は2016年に東京都知事選挙に立候補した際、NHKの政見放送で「NHKをぶっ壊す!」などと述べたことでも知られている。

立花区議は動画のなかで「安倍昭恵さんからわたしのフェイスブックに友達申請、友達リクエストがきておりまして」と明かした。

この件に関して立花区議は週刊誌の取材に対し、「昭恵さんとは面識もなかったので、ビックリしました。やり取りを重ねるうち、私が独自に森友問題を追及しているYouTube動画を見て申請いただいたようだと分かりました。私は籠池氏と会って話した経験があるのですが、昭恵さんは『籠池夫妻がある日を境に安倍に騙されたと言い、私からの電話にも出なくなりました。何があったのか、いつか聞いてみたいです。私は真実が知りたいだけ』と話していました」と答えている。

確かに立花区議は森友学園問題の解説動画をアップしていて、佐川前国税庁長官を証人喚問しても意味がないといった論調で解説をしている。立花区議は森友学園の顧問弁護士だった北浜法律事務所の酒井康生弁護士を今回の問題の主犯であると断定し、突撃取材も敢行している。

実は昨年の3月に行われた森友学園元理事長の籠池泰典氏の証人喚問でも、籠池氏は「酒井弁護士にはめられた。8億円の土地の取得について知っている」と証言したが、このことは事実上黙殺されている。

問題提起をした立花区議は昭恵夫人といまでも連絡を取っていると明かした上で、酒井弁護士の参考人招致をした方がよいと動画で主張している。

ちなみに昭恵夫人の参考人招致については「呼んでも無駄」と断言した。

昭恵夫人は立花区議とどんなやりとりをしていたのか

また、立花区議は週刊誌の取材に対して「約20分間の会話のなか、昭恵さんが繰り返し言っていたのは『真実を知りたいだけなんです』『これ以上、犠牲者が出ないでほしい』、そして『世界の平和と環境を守るため命懸けでやっていきます』の3つでした。冷静な口調でしたが、私が体調を気にかけると、『私は年中泣いていますが、そんなに弱くはないので大丈夫です』と話していました。与党は喚問を拒否していますが、彼女なら野党側の追及にも動じずに答えられるのではないでしょうか」と証言している。

首相夫人が一区議会議員と連絡を取り合うとは思えないが、週刊誌の記者にも電話をするほどフットワークが軽い人なのであり得ない話ではない。

昭恵夫人は週刊文春の取材に「立花さんのYouTubeは拝見しており、かなり突っ込んだご発言をされているので関心をもちました」と答えている。現在、党内や官邸から活動自粛を求められている昭恵夫人だが、果たして自らの見解を述べる日は来るのだろうか。そして、そのときに語られる内容は一体どんな中身なるかは、多くの国民が注目するだろう。

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