おひとり様もそうじゃない方も検討すべき価値のある死後事務委任契約とは (2/2ページ)

心に残る家族葬

契約費用は様々だが、一般的には高い順に、弁護士>司法書士>行政書士となっているようだ。行政書士との契約でも、いくばくかのお金が必要である。人は死ぬときもお金がかかる。

■自分一人でもできる事務処理を助ける方法

独居の高齢者が急増している昨今、このような孤独死が起こらないようにする行政の取り組みや、死後の事務処理の相談を受けける窓口や、葬儀会社が増えてきた。自らの死後、残された物品や遺産の処理方法を具体的に書き残せるエンディングノートなどのいわゆる「方法書」も充実してきているので、一見をお勧めしたい。

■避けなければならないのは孤独死

一番避けたいのは、孤独死。特に、孤独死が長い間、気づかれずにいた場合は、多方面に迷惑をかけてしまう。まず、不動産は事故物件となって資産価値や賃貸価格が下がるため、被害が大きい。さらに、遺体処理後の特殊清掃に費用が掛かるだけでなく、伝染病の危険が高まる。これらの原因となる病原菌を封じ込めるために、大量の薬剤を使用する。これらの薬剤は人の健康にとっても決して良いものではない。

「立つ鳥跡を濁さず」のことわざのように、私たちがあの世へ旅立つときも後を汚さず、見苦しくしないようにしたいものだ。


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