有働由美子を電撃退社させた星野仙一の「遺言」(1)退社はNHK内でも極秘事項 (2/2ページ)
不意打ちとも言える有働アナの退社を巡っては、局の幹部が極秘裏に交渉にあたり、慰留工作を続けてきたが、有働アナの決意は固く、最終的には退社を容認せざるをえなかったという。
「今回、NHKが一番人気のキャスターである有働アナの退社を認めたのは、かつて管理職への昇進を巡ってゴタゴタした、池上彰氏の退社時の苦い経験がトラウマになっている。池上氏もジャーナリストにこだわりがあって、NHKの上層部と軋轢が生じて退社。現在はNHKの番組にも出演するようになりましたが、それでも冷却期間に8年もの期間を要した。そうした轍(てつ)を踏みたくないので慎重な対応になった」(スポーツ紙放送担当記者)
今後はフリーとして、退社以前に決まっていた仕事をこなすだけでなく、当座はジャーナリストとしてNHKを中心に仕事をすることになるという。
「現在、有働アナはNHK-BSの『世界のプリンス・プリンセス物語』の取材でヨーロッパに行っているほか、すでに『100年インタビュー』では松井秀喜を担当。中でもシーズン後に特番を放送する予定のエンゼルスの大谷翔平のインタビューにも名乗りを上げているほど。フリーになってあらためて彼女の原点であるスポーツ番組にのめりこんでいますよ」(制作スタッフ)