暖かくなってきたからこそ要注意 春先に出やすい体の不調とは (2/2ページ)

新刊JP

症状だけを見れば急激な変化のように思えますが、実際はそこにいたるまでに長い時間がかかっているんです。

――今まで、目、耳、口の不調についての本を書かれてきて、今回は体全体の不調について書かれたのはなぜですか?

今野:たくさんの人が体のあちこちに不調を抱えるなかで、自分の体を弱くしているものが何なのかを考えていただきたくて書きました。

病気や不調について、普段の努力で防いだり改善できるものは少なくありません。じゃあその普段の努力としてどんなことをすればいいのかというのをこの本では紹介しています。

――最後に、治療院にくる人が絶えず多忙ななかで、今野さんが本を書き続ける理由を教えていただきたいです。

今野:この治療院をやっていると「なんでもっと早くこなかったのか」と後悔している人がたくさんきます。目の病気が悪化して取り返しがつかなくなってから来た人もいますし、他の体の不調もそう。こちらに発信力があれば、症状が改善しないまま病院に通い続けている方々の道しるべになることができると思って本を書いています。

患者さんにとって適切なものを提供するということに中医学も西洋医学も関係ありません。何年も病院に通ってもよくならないなら、少なくともセカンドオピニオンを受けてみるべきですし、こんな考え方もあるんだということを知ってもらえればいい。

本を通して、目や耳をはじめとした体の不調に自律神経がどれだけ関わっているかを訴えてきましたが、最近では眼科でも自律神経の話をする先生が増えてきたと聞いていますから、少しずつ本を書き続けてきたことが浸透しているのかもしれませんね。
(新刊JP編集部)

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