【召喚連載】メガテン大司教・鈴木一也の邪教の館 / 第1回 悪魔 レオナルド 召喚 (5/7ページ)

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そういうシステムなのだ」
レオナルド「変わった作り方だな」

大司教「城が茨に閉ざされて百年後、最初に訪れる王子が真の愛を示すことが出来ず、姫はさらに眠り続けるという物語だ」
レオナルド「世に知られるものとは違うではないか?」
大司教「違わなければ作品を発表する意味があるまい」
レオナルド「ほお、作品とはそうしたものか」
大司教「彼女を眠りにつかせたのは、閏年を司る少女の魔女だ。彼女は眠れるいばら姫をずっと見守り続ける守り役でもあるんだ」

・神秘数13の謎
レオナルド「ほお、閏月ときたか。サバトにも深く関わりがあるぞ。そもそもサバトは万軍の主たる神名ツァバオトから来るもの。それはユダヤ密教の月の力を集めた儀式で降ろされる神であり、儀式の名でもある。13人の術者によって執り行われる。この13とは、1年の月の数と閏月を足した数なのだ」
大司教「そしてイエスの使徒もユダを入れて13人」
レオナルド「気付いておったか。ユダは閏月の使徒よ。そしてイエスこそツァバオトなり」
大司教「月神の別名はシン—シナイ山に座す者。汝が真に仕えるはその神名……ではないのか?」
レオナルド「……………………」

大司教「その神の正体は……」
レオナルド「大司教よ、それ以上踏み込むと……」
大司教「おっと、そうだな。話が逸れたようだ。
 さて、その後さまざまな者が眠り姫の元を訪れるが、誰も彼女を目覚めさせることはできない。

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