テレ東「池の水ぜんぶ抜く大作戦」専門家が問題点を指摘 (2/2ページ)

まいじつ

《ボランティアさんや小田原市の関係者にも、ロケスケが渡されていない。》
《テレビ局や請負NPOは、ボランティアさんとはバラバラで作業をしている。》
《池に向かって芝生の斜面は濡れていて、とても滑りやすいのにもかかわらず、立ち入り制限がない等、安全管理が全くされていない。》
《水深がある場所でもライフジャケットの装着がない》
《魚捕りが目的ではないという市の発表にもかかわらず、ボランティアさんは大量のモツゴなどの在来種や外来種のナマズを捕りあさっていた。》
《請負NPOの魚の扱いが雑すぎて、いきものを扱う姿勢ではない。》
《事前の水質調査、魚類調査や生物調査がなされず、お堀の生態系の把握ができていない。》
《捕まえた魚の種類を調べる同定場所には、ボランティアで駆けつけた生き物をよく知る若いボランティアさんのみで対応。》
《小田原市から示されたスケジュールは、ロケの都合でことごとく無視されているようでした。》
《ロケが終わりバラシの段階になっても、ボランティアさんにねぎらいの言葉もなく、いつの間にか勝手に終わっていた。》
《午後まで残ってくれていた少しのボランティアさんと、テレビ局に雇われたと思われる人たちが、池底からゴミを拾い集めていた。》
《今回駆除したいきものは、オオクチバスが30匹程度と外来カメ3匹、カワリヌマエビ類が多数であった。》

そして、ボランティアに参加した感想として《生き物に配慮した作業には見えません、生き物が命をつなぐ水を捨てる、捕獲した生き物、残った生き物をどう扱うか、配慮が全くなされていないと思いました。》と綴った。また、小田原市には『神奈川県立生命の星・地球博物館』という施設があり、日本を代表する生き物の専門家がいるというが、今回のロケでは姿が見られなかったと述べている。

さらに、山崎氏は見学していた市民からブーイングが起きたことを記した上で《今回のロケを見た人たちは、小田原市へのマイナスイメージを持ってしまったのではないでしょうか。》と懸念を示した。

これからも番組を続けるのならば、避けては通れない指摘といえるだろう。

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