本性を全暴露「金正恩の愚かなる素顔」(1)「独断性と短気」が特徴 (2/2ページ)

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したがって「ヨンスク」「ヨンヒ」と表記)の長男が加わることも多かったといいます。

 金正恩が北朝鮮の小学校に通ったという記録はどこにもありません。北朝鮮が明らかにした経歴にも小学校は記されていません。それもそのはずで、このあとまもなく、彼はスイスに留学します。スイス警察の公式文書によると、入国は1991年11月。その後2001年まで、金正恩は「パク・ウン」という名前でスイスに滞在することになります。

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 米国に亡命した高ヨンスクは金正恩の性格に対して「問題児ではなかったが、気が短く忍耐心がなかった。母の高ヨンヒが遊んでばかりいないで勉強しなさいと叱ると、御飯を食べなかった」と語っている。

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 金正恩は幼い頃から負けず嫌いであったといいます。兄の正哲とそれぞれチームを作ってバスケットボールの試合をする時も、自チームのメンバーの失敗を許さず、勝利のために厳しい訓練をしたそうです。メンバーを励ます正哲とは対照的です。ボール遊びをしていて怒りを抑えられず、兄の顔にボールを投げつけたこともあったといいます。

 対北朝鮮関係の諜報活動を主任務とする韓国国家情報院も、2015年7月に国会の情報委員会で金正恩の特徴について「独断性と短気が指摘され、現状を十分に認識していない」との見方を示しています。

 例えば2012年、金日成誕生100周年記念行事での最初の演説で、金正恩は食糧の増産を公約しました。しかしその後、「緑化政策」と称して街に緑を増やせと指示。食糧増産よりも遊園地と芝生造りに熱中しました。

 国民の貴重な食糧供給地となっている自宅の庭の畑にまで芝生を敷くよう強要したり、平壌の空き地を芝生で埋めよと指示。その管理のために住民を朝の5時から動員するのですから、わけがわかりません。この政策に意見を述べた崔英健(チェヨンゴン)副首相は処刑されました。

「本性を全暴露「金正恩の愚かなる素顔」(1)「独断性と短気」が特徴」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 5/17号朴斗鎮文在寅金正哲金正恩社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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