二丁目で大人気な広瀬香美の独立騒動:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載210

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二丁目で大人気な広瀬香美の独立騒動:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載210

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第210回 二丁目で大人気な広瀬香美の独立騒動

 5月28日、フェイスブックで突然、新事務所への移籍を発表した、シンガーソングライターの広瀬香美。しかしどうやら、元の所属事務所にまったく知らせない形での電撃発表だったらしく、前事務所側は会見を開き、「そもそもの発端は、香美が『昔のように返り咲きたいから、事務所の代表を自分に変えてほしい』と言いだしたことにある」「『広瀬香美』という芸名の権利は前事務所社長にあり、今後使用を禁止する」と主張。

 さらに前事務所側は会見の席上で、「7年間にマネジャーが28人も辞めた」「香美が昨年、『ビルボード東京』でのライブ中に客をからかって泣かせ、ビルボードを出禁になった」など、香美に関するネガティブな情報もリークしたみたいだけど、どれも「まあ、香美だったらありえるかもね」という感じで、特に意外性ナシ(ってアタシ、香美の何を知ってるんだ)。
 でもね……。そんな中、アタシが驚いたのは、香美の本名が「石井麻美」だったことと(そのままでも十分芸名としていけそうだけど、ちょっと「石井明美」さんに似すぎかしら)、顔がまた微妙に変化していたこと。香美、ちょっとアンジェリーナ・ジョリーっぽくなってない? ……ってアタシ、何か間違ってる?

 また、このニュースを受け、アタシの周りでは当然のことながら、広瀬香美の新たな芸名に関して「やっぱり、『新広瀬香美』にするべきよね」「能年ちゃんが『のん』なら、広瀬香美は『ひん』じゃないかしら」など、大喜利が始まっているわ。
 ちなみに、アタシ的には「香美」を「香実」に変えるのがいいと思うの。見た目の印象も読みも変わらないし、姓名判断サイトでチェックしたら、むしろ「香美」より「香実」の方が良さそうだったし。まあ、あまり面白くはないけど(てか、芸名の使用禁止自体、法的に可能かどうかは知らないけど)。

 なお、二丁目界隈では、今でも根強い人気を誇っている香美(の曲)。ドラァグクイーンのショーのネタにもしばしば使われているし、冬になれば、どの店でも必ず一日に一曲は、香美の曲がカラオケで歌われるわ!(たぶん) しかも、離婚しちまったとはいえ、かつて一度は大沢たかおと結婚し、「絶世の美女とかじゃなくても、あんなイケメンをモノにできるんだ……」という希望を、アタシたち(誰?)に与えてくれた香美。
 なんだかちょっと泰●化しそうで危うくて怖いけど、なんとか踏みとどまって頑張って!

<水曜連載>

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【エスムラルダ:プロフィール】

えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

エスムラルダ

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