天才テリー伊藤対談「田中道子」(1)ネット対戦ゲームで初めての彼氏を (2/2ページ)
そんな美人でスタイルもいいんだから「私はそのへんの女より2ランク上よ!」とか思っていたんでしょう?
田中 ハハハ、昔は読書が大好きな、分厚いメガネをかけた内気な子だったんですよ。でも中学の時コンタクトに変えたら、それまで話しかけてこなかった男子から急に「一緒に帰ろう」「家に遊びに来て」って言われるようになりました。
テリー なんだよ、その少女漫画みたいな話は(笑)。じゃあ、そこからはずっとモテモテなんだ。
田中 それが私、いろいろとこじらせてしまって‥‥(苦笑)。ほとんど女子校みたいな高校に進学して、あまりにも男子と関わる機会がなかったので、初めての彼氏はネットの対戦ゲームで知り合った人です。
テリー えっ、実際に会ったことのない人でしょう、怖くないの?
田中 知り合って1年以上ネットで連絡を取り合っていたので、そこは安心していました。ただ、ネットでのやり取りの時はすごく冷たかったのに、会った瞬間から急に優しくなって、「わかりやすいなァ」って思いました。
テリー 彼の気持ちもわかるよ、こんな美人が現れたら普通ビックリするって。相手はどんな人だった?
田中 20代半ばの名古屋の人です。だから親に内緒でアルバイトをしたお金で新幹線に乗って、会いに行ったりしていました。
テリー ネットで知り合ったなんて、オタクっぽい人だったんじゃないの。
田中 いえ、それが本当にカッコよくて優しい人だったんですよ。でも、ネットばかり見ていて、働いていなくて。
テリー ああ、それはダメだな。
田中 私が進路で悩んでいる時にも、ゲームの話ばっかりするので、メールで「別れましょう」と送ったら、「キミとつきあって仕事をするぐらいなら、ずっとゲームをしている」みたいな返事が返ってきました。
テリー すごいな、それは別れて正解だ。
田中 フフフ、今だったらそういうダメな人も「かわいい」と思えますけどね。