志村けん「女性陣のレッスンに密着したのは体を見るのが好きだから」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕
さあ、夏バテも、お笑いで吹き飛ばしましょう! 今年の夏も、志村けんさんが座長を務められる『志村魂』&『志村けん笑』が全国各地で公演されます。私も4年連続で出演させてもらうことになりました。そこで、お稽古が終わった後、志村さんと一杯飲むことに……さらに共演者の高嶋香帆さんと加島ちかえさんも交えて“ハーレム座談会”をしてきました〜!
志村「あ〜! 早く“本番”がしてえなぁ」
ゆま「え? 本番って……私とですか?」
志村「何を言っているんだ(笑)。『志村魂』の本番に決まっているだろ」
ゆま「すみません(笑)。確かに本番が待ち遠しいです。だって、今日のお稽古も笑いが止まらなかったですから。早くお客さんの前で披露したいですよね!」
高嶋「ほんと、そうですよ。お稽古のときから志村さんが、どんどんアドリブを入れてくるから、すでに本番を見ている気分でした」
加島「今日のアドリブも、出演者やスタッフしか見ていなかったのが残念です」
志村「俺は昔からスタッフを笑わせてやりたいんだよ。スタッフなんて、稽古を見ないで、ずっと台本とにらめっこしているんだぜ。セリフが間違っていないかどうか確認しているんだよ。だったら、台本に書いていないことを言って、ビックリさせてやろうってな」
ゆま「相変わらず、イタズラ好きですね」
志村「でもなぁ〜。スタッフを笑わせるためのアドリブって、実際の舞台では全然ウケないんだよなぁ」
ゆま「そういうものなんですね……残念」
志村「おっ、酒が来た。今日も、お疲れさん」
ゆま「お疲れ様です。カンパーイ」
高嶋&加島「カンパーイ!」
ゆま「さっそくですが、今回の舞台は『志村魂』と『志村けん笑』の2種類で、それぞれ公演の内容も分かれているんですよね」
志村「うん。大阪と東京と名古屋では『志村魂』。金沢、仙台、新潟では『志村けん笑』をやるからね。週刊大衆の読者の皆さんは両方、観に来てくれよ」
ゆま「観てくださーい!」
志村「で、どうだ? ゆまちゃんは今回は、年齢が上の設定の役だけど、慣れてきたか?」
ゆま「いやあ、今まで以上に“落ち着きのある女”になろうと思っているんですけどね、これがなかなか」
志村「今まで以上? 落ち着きのある?」
■地方公演は食事も楽しみ
ゆま「あ、ほら、だって、私にも後輩がついにできたんです。かわいい後輩が」
高嶋「先輩!」
加島「いろいろ教えてください!」
志村「ふーん。ゆまちゃんも先輩と呼ばれるようになったのか(しみじみ)」
ゆま「はい。いっちょ、志村さんの前でも私の先輩ぶりを見せておきます。えっと……おい、高嶋と加島、ジュース買ってこい」
高嶋&加島「え?……」
志村「今のは何だ?」
ゆま「あれ、違った? アンパン買ってこいのほうが、先輩っぽかったですか?」
高嶋「先輩……後輩への絡み方が下手すぎます(笑)」
志村「ガハハ」
ゆま「あちゃー。2人は今回が初出演だけど、やっぱり緊張してる?」
高嶋「今のが一番、“先輩!”って感じでした。そりゃあ、緊張しますよ」
加島「私もまだまだ緊張しますし、いまだに不思議な感覚でもあるんですよね。もともと、『志村魂』はお客さんとして観に行っていた舞台。今度は自分が、そこに立たせてもらえるなんて……」
志村「まあ、緊張しないほうが難しいよな。まあ、ゆまちゃんは緊張していなさそうだけど……」
ゆま「バリバリ緊張していますよ!」
志村「本当か? 地方公演に行ったとき、ご当地のうまいもんを食うことばかり考えてるんじゃないの?」
ゆま「まあ、それはありますね(笑)。金沢のノドグロがおいしいという情報は、すでに仕入れてあります」
志村「早いねー。確かに地方に行くと食事が楽しみだよな。それに、お客さんの反応もまた違うんだよな」
ゆま「それ、私も感じます。なんというか、“待ってましたー!”というノリで出迎えてくれるんですよね」
志村「お芝居の途中で拍手が起こることもあるもんな。それに、お客さんの年齢層が幅広い。子どもからお爺ちゃん、お婆ちゃんまで観に来てくれているもんな」
ゆま「地方公演といえば、バスで移動したことがありましたよね。姫路→島根→松山のコースだったかな」
加島「え? 全員でバス移動だったんですか?」
志村「そう(笑)」
加島「修学旅行みたいです」
ゆま「そのバス移動のときも、志村さんがヒドいんです。車内で寝ている人がいると、必ずイタズラを仕掛けるんです。だから、油断して寝てられない」
志村「ヒヒヒッ」
ゆま「一番、元気なんですよね。バスの中では志村さんも寝てください」
志村「ダメなんだよ。俺、乗り物の中では寝られないタチでね。暇だから、チョッカイを出したくなる」
ゆま「小学生じゃないですか(笑)」
■お酒ばかり飲んでいるのにそのパワー!
高嶋「あの、ちょっと、志村さんにお聞きしたいことがあるんですけど……」
志村「なんだい?」
高嶋「台本を見ると、志村さんのセリフの量がものすごく膨大。台本の半分は志村さんのセリフなのに、どうして完璧に覚えられるんですか?」
加島「私もソレ、ずっと不思議でした。しかも、お稽古の時点で、セリフじゃないように聞こえるぐらい、自然としゃべられるので」
ゆま「しかも、アドリブまで入れる余裕(笑)」
志村「必死で覚えているんだよ。俺だって最初は覚えるのが苦手だったよ。だから、常に台本は読むようにしているんだ。台本も“お風呂用”から“トイレ用”、“車内用”と場所に合わせて用意しているんだよ」
ゆま「やっぱり、陰の地道な努力が必要なんですね」
高嶋「私も、もっと頑張らなきゃ」
志村「セリフも大事だが、ダンスも頑張らないとな」
ゆま「はい。今回からダンスの振付も変わったんですよね」
志村「ちょっと変えてみたくなってね」
加島「私が驚いたのは、お芝居の稽古より先に女性陣だけでダンスのレッスンをしたじゃないですか。その際、志村さんが様子を見に来てくれていたことです」
ゆま「そう。しかも毎日。私たちのことを見守って、温かい目で応援してくれていたんですね!」
志村「いや、女性の体を見るのが好きだから……」
ゆま「え?」
高嶋「だから毎日やって来て、2時間も3時間も見ていたんですね」
加島「ずーっと、ジロジロ見ていましたよね……」
志村「ヒヒヒッ。週刊大衆の読者の皆さん、今回は女性陣のダンスも見どころ満載だよ。ぜひ来てくれよ〜」
ゆま「もう! 本当に元気ですよね。いったい、そのパワーはどこから生まれるんですか? 毎日、お酒ばかり飲んでいるのに……」
志村「それには3つの秘訣があるんだよ。聞きたい?」
ゆま「はい!読者の方もソレは、とても知りたい話題だと思います」(後編につづく)