櫻井翔以外全員クビ!『NEWS ZERO』有働由美子起用の“大きすぎる代償”
今年の3月末にNHKを退局し、フリー転身を果たした有働由美子(49)。その彼女が、この10月から『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のメインキャスターに就任する。
「NHKのエースとして長年活躍し、その人気と実力は誰もが認めています。NHKを退局後、各局からオファーが殺到したといいます。そんな彼女が、どんなテーマを取り上げ、どうニュースを伝えるのか、業界全体が大いに注目するところとなっています」(在京テレビ局関係者)
視聴率三冠王を続ける日テレは、有働抜擢により、その地位をより盤石なものとしそうだ。だが、番組周辺からは、なぜか不満の声が聞こえてくるのだ。
「実は、曜日がわりで各コーナーを担当するサブキャスター陣は、嵐の櫻井翔を残して全員が番組を去ることになったんです。後任には局アナや記者が駆り出されることになりそうです」(日テレ関係者)
どういうことなのか? 業界関係者が、こう話す。「有働の出演料は年間で4億円ともいわれ、番組1本あたりのギャラは、およそ150~200万にもなる。現在、MCを務める村尾信尚のギャラは1本およそ60万円といわれているから、有働のギャラは倍以上になります。もちろん番組制作費の総額は変わらないから、局がリストラに着手したというわけです」
女優の桐谷美玲や板谷由夏、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹らが、まとめて姿を消すことになるという。「ギャラの問題以外にも、ジャーナリスト志向が強い有働が目指す本格的な報道番組に、芸能人キャスターは必要ないという判断もあったようです。桐谷は俳優の三浦翔平と結婚したばかりということで、自ら降板を望んでいたという話もありますが、板谷や又吉らにとっては、大きな収入源を失うことになりそうです」(前出の日テレ関係者)
また2006年3月に、鳴り物入りでサブキャスターに就任した元NHKアナウンサーの小正裕佳子も、お役御免となるという。「12年7月にNHKを退局し、研究者として過ごしていた彼女が、熱心に口説かれて『ZERO』のために放送界に復帰したのが16年3月末。それが2年半でハシゴを外されたわけですから、さすがに気の毒です」(スポーツ紙記者)
キャスターばかりでなく、裏方にも影響は及んでいる。「ナレーターやリポーターら番組を支えてきた外部スタッフも一新され、その大部分は局員で対応するというんです。収入のほとんどを『ZERO』に依存していたある下請けの中には、経営危機に陥り、倒産も現実的になってきたところもあるとか」(前出の業界関係者)
彼らの目には、有働はとんだ疫病神に映っていることだろう。さらに、8月27日発売の『週刊大衆』では、櫻井翔が唯一レギュラー継続となった裏事情について詳報している。