山里亮太ほか、あの芸能人の“シャレにならない”ネットトラブル
タレントのいしだ壱成が所属する事務所が2018年5月、SNS上での誹謗中傷について「法的措置を含め然るべき措置を取らせて頂きます」と警告し、話題になった。いしだは5月5日、ツイッター上で自らの頭髪を冷やかされ、一般ユーザーと激しく口論。さらに、妊娠中の妻に対するSNS上での誹謗中傷についても、「妊婦いじめってそんなに楽しいんですか?」と、激しい言葉でやりとりがあった。
ツイッターなどでは自らの素性を明かさず意見を言うことができるため、たびたびトラブルが起きる。もちろん有名芸能人も巻き込まれることは多く、いしだ壱成の所属事務所のように法的措置を公言したり、実際に訴訟を起こすこともある。
2011年、タレントの麻木久仁子は、ネット掲示板への書き込みで名誉を傷つけられたとして訴訟を起こした。プロバイダ業者に対して誹謗中傷を書き込んだ人間の情報を開示するよう求めたのである。麻木の長女を中傷した内容だったのだが、裁判では「記載内容が社会的信用を低下させるのは明らか。真実でもない」と、業者に投稿者のメールアドレスや名前、住所などの情報開示を命じる判決が下され、麻木の勝訴となった。
南海キャンディーズの山里亮太は、ツイッター上で一般ユーザーから山里にいやがらせされていると書き込まれる騒ぎに巻き込まれた。そのユーザーは山里が人を雇って自分を無視するように仕向けていると主張していたのだが、当然、山里には覚えのない話だ。その一般ユーザーは「こんな人をテレビに出していいのか?」と、山里の所属事務所やスポンサーにまで苦情を言っていたようで、山里はツイッターの運営元に相談するも、ユーザーのアカウントを停止することはできないと言われてしまったとか。山里は過去にもツイッターなどで何度も殺害予告をされていることを明かしており、18年2月に放送されたラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)では、法的措置を検討していると語っていた。
麻木久仁子や山里亮太のように、誹謗中傷と戦う姿勢を見せる芸能人は増えている。元SKE48でキャスターの柴田阿弥は、自身が出演する『けやきヒルズ』(AbemaTV)で、自分のことは気にしないが家族など個人情報に対する中傷があったときは訴えていくと、強い言葉で語っていた。柴田は続けて「こういう仕事をしているから有名税だと見過ごしていい時代は、もう私は終わったと思っていて」ともコメントしていたが、確かに根拠のない誹謗中傷には麻木のように勝つ可能性は十分にある。あきらめずに戦うべきだろう。