『男はつらいよ』22年ぶり最新作、寅さんが恋する「マドンナの名前」
故・渥美清さんが演じるフーテンの寅さんの恋愛模様や、故郷・柴又及び旅先での騒動を描く人情映画『男はつらいよ』。
世界最多の映画シリーズとしてギネスブックにも認定された作品だが、第1作の公開から50周年を迎える2019年、寅さんが銀幕で復活する。
「9月6日、都内で開かれた『男はつらいよ50周年プロジェクト』の記者会見で、第50作目となる新作映画の公開が発表されました。メガホンを取るのは、もちろん山田洋次監督です。山田監督が新たに書き下ろした新作脚本をもとに、旧作の名場面などを織り込みながら、新しく撮影されるシーンと組み合わされるそうです」(映画ライター)
すでに妹・さくら役の倍賞千恵子とその夫・博役の前田吟、甥・満男役の吉岡秀隆らの出演が公表された。そして、主役の車寅次郎を演じるのは、なんと渥美清。「渥美さんが演じてこその寅さん。代わりをできる俳優はどこにもいない」と山田監督が明言するように、代役は立てない方針だ。
遺作となった97年の『寅次郎ハイビスカスの花特別篇』では、CGが使われたが、次回作でも同じようになるかどうかは、明らかにされなかった。
映画評論家の秋本鉄次氏が言う。「『男はつらいよ』の新作公開のニュースはもちろんうれしいんですが、不安もあります。すでにできあがった寅さんの世界を壊さずに新作を作るのは、本当に難しい作業だと思います。山田監督のお手並み拝見といったところですね」
そして『男はつらいよ』に欠かせないのがマドンナの存在。浅丘ルリ子、吉永小百合から竹下景子、田中裕子、後藤久美子など、寅さん、あるいは甥の満男の恋人役として、旬の美女優が花を添えてきた。
今回の製作発表時には、マドンナの名は明かされなかったため、様々な説が飛び交った。
22年ぶりの復活となる寅さんで、誰がマドンナを務めるのか。現在発売中の『週刊大衆』10月8日号では、その深層に迫っている。