『新潮45』LGBT騒動で炎上の小川榮太郎氏が「陰謀論」を唱え出す

まいじつ

(C)Voyagerix / Shutterstock
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新潮社の月刊誌『新潮45』10月号に掲載された特集「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」を巡って批判の声が止まらない。

新潮社は社長が特別声明を公式サイトに掲載。事態の終息を図っているが、作家や翻訳家らが、執筆・翻訳の取りやめの意志を相次いで表明している。さらに地上波テレビのニュースにも取り上げられ、騒動が収まる気配は見られない。

そんな中、杉田議員を擁護する論文を掲載し、「内容がひど過ぎる」と炎上している文藝評論家・小川榮太郎氏がフェイスブックで反論をしている。小川氏は当初、意に介していない様子だったが、更新したフェイスブックでは、

《私の文章の1節をとらえて痴漢を擁護しているとの議論が独り歩きしているが完全な誤読である。

「SMAGとは何か。サドとマゾと尻フェチ(Ass fetish)と痴漢(Groper)を指す。私の造語だ。ふざけるなという奴がいたら許さない。LGBTも私のような伝統保守主義者から言わせれば充分ふざけた概念だからである。満員電車に乗ったときに女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてしまう、そういう痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深かろう。」

これは恣意的な概念設定によって権利を主張してゆく――つまり社会が充分に揉まないまま弱者の権利として認定してゆく――権利の暴走は狂気化するという「狂気の実例」であり、私が主張している内容ではない。》

と従来の主張を展開。さらに、YouTubeに動画をアップし、自らの主張を説明した。

そして、小川氏を批判している作家に対して「悲惨な日本語能力は何事か。小林とニーチェででもうがいして、物書きとしての地獄を見てから小川に口を利け」と読解力不足だと決め付けた。

新潮社の声明に対しては「処分を受けるのは自分」としながら、

《中身を存分に検討すれば豊かな思想世界へと人々を導き得る、自信の一作だ。愚劣な誤読の山がいくら築かれようと作の価値は揺るがない。》

と自信たっぷりのコメントをした。

とうとう陰謀論にまで発展?

だが、小川氏への批判はやむことなく、ツイッター上では小川氏の経歴まで調べる事態にまで陥った。

それでも小川氏は自らの潔白をフェイスブックで訴え続けるも焼け石に水。炎上は続いた。この状態に小川氏は9月22日にフェイスブックにこんな投稿をしている。

《新潮45が出た途端に加速する私への誹謗中傷のツイートが余りにも組織的だ。司令塔なしに不可能なレベルだとこの専門家は指摘する。》

《雑誌発表から3日での社長による陳謝は余りにも早かった、いくら何でも早過ぎるだろうと先の専門家は指摘する。なるほどばたばたしていて気付かなかったが確かにそうだ。社内的コンセンサスを作る暇さえなかったに違いない。》

とし、自分への批判は、

《社長がとにかく急ぎ声明を出さざるを得ない異常な圧力がなかったかどうか、言論の自由のために本格的な取材で事の裏面を暴く必要がある。》

と、何かの陰謀であるかのような投稿をした。

しかしツイッターでは、このことも炎上の要因となってしまっている。

小川氏は自分の主張を繰り返す前に、己の書いた投稿を見直すことも必要かもしれない。

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