紗栄子、ビジネス成功の鍵は“コンプレックス”
9月23日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に、タレントでモデルの紗栄子(31)が出演。地元宮崎で美少女だと評判だった中学時代から、現在までのさまざまなエピソードを語った。
これまでの半生を履歴書形式で見ていく“波瀾履歴ショー”コーナーで、宮崎生まれの紗栄子は制服に憧れて猛勉強し、地元屈指の進学校である日向学院中学校に進学したと紹介された。そこで、MCの溝端淳平(29)に「地方でかわいいと、ヤンキーは放っておかなかったでしょ?」と問われると、「ヤンキーは送り迎えしてくれました。女友達と送ってもらったりとか」と苦笑し、ハンドルを改造した自転車で送り迎えをしてもらっていたと明かした。
しかし、本命の恋はうまくいかなかったそうで、3年間片思いしていたバスケ部の先輩に告白したところ、「妹のようにしか思えない」と、2回も振られてしまったという。そこで心機一転、タレントを目指して東京で芸能事務所の面接を受けたのだが、「(なまっていて)何を話しているか分かりません」「真っ黒だね(肌の)色」と言われて不合格。だが、紗栄子が落ち込んだのは1日だけで、「なまりと日焼けは努力すればなんとかなる」と、アクセントの練習をしたり、肌が白くなるサプリメントや化粧水の試供品を使ったと振り返った。
そんな努力の結果、東京の芸能事務所に所属することになり、紗栄子は宮崎から上京して堀越高校に入学した。当時のことを紗栄子は「宮崎時代は自分のことが、かわいいと思っちゃっていたので、堀越って芸能人がいっぱいいる学校なので、みんなかわいくってビックリしました」と、堀越高校で天狗の鼻を折られたと告白。特に2学年先輩の上戸彩(33)が一番かわいく、同級生も俳優の杏(32)や勝地涼(32)などがいて、紗栄子は「私なんか中の下だ」と思ったと語った。
また、上京当時、両親に“たんか”を切って家を飛び出したため仕送りがなく、かなりの貧乏生活だったという紗栄子は、お金を稼ぐために自宅の電話番号を公開したのだという。スタジオに驚きの声があがると、芸能誌『JUNON』(主婦と生活社)に出ていたとき、「着用している衣装がすごく売れている」とスタイリストから聞いたことをヒントに雑誌で着る洋服を自ら製作し、通信販売を始めるために自宅の電話番号を公開したと説明した。
しかし客からの電話に自分で応対したところ、特徴のある声のせいですぐに紗栄子だとバレてしまった。「マズイな、これじゃダメだ」と思った紗栄子は「大学生の兄の友達をバイトで雇って、1年で会社にしました」と、親に頼ることなく抜群の行動力で、17歳にして洋服の通販ビジネスを始めたのだった。
これまで、数々の挫折をバネにして成功を収めてきた紗栄子。華やかな存在に思えるが、実は泥くさく生きてきたその姿こそが、多くの女性ファンにとっての魅力なのかもしれない。