男女代表2戦全勝も「満足できない」。アジア・セブンズシリーズ韓国大会初日。 (2/2ページ)
男子は2試合目のフィリピン戦に43-0と完勝して初日を締めた。
しかしそれも、決して満足できないマレーシア戦があったから立て直せた。
初戦の男子代表は、36-5と勝利を手にしたものの、各局面ではまったく圧倒できていなかった。
特にディフェンス時の圧力が弱かった。ボールを継続され、攻撃の時間を多くできない。キックオフ後のスキを突かれ、いっきにトライラインまで走り切られるシーンもあった。
岩渕健輔ヘッドコーチは「準備が甘い」と、個々のメンタル、自己管理について苦言を呈した。今大会で現場を任される鈴木貴士コーチも「序盤の悪さは、まさにそれが原因」と話し、「フィットネス。気持ち。走り。セブンズに必要なものがすべて、(自分たちが求めるレベルに対して)まだ足りていない」と現状を語った。
主将を務める副島亀里ララボウラティアナラは、「最初の4分間。そこに集中しようといつも言っているのに、しっかり戦えず、いつものように初戦のパフォーマンスが悪かった。特にディフェンスが激しくなかった」と反省した。
「だから2試合目は、アップのところから全員が意識して気持ちを上げました。やれるのだから、同じことをくり返してはいけない。明日は最初からやる」
女子は、カザフスタンが中国を破って調子がいい。男子では、香港と韓国が競ったが香港が勝った。
今季第1戦(香港)に続いて男女揃って笑うには、2日目初戦からの全開が条件。女子代表はプール戦第3戦のスリランカ戦、男子もプール3戦目の中国戦で勢いをつけ、のぼり調子で頂上決戦に向かいたい。