ビートたけし最後の野望「世界のキタノ」が東京五輪映画を撮る!
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「世界のキタノ」ことビートたけし(71)が、2020年東京オリンピックに向けて本格始動したという。
「たけしは、五輪の東京招致が決まった直後から、“北京もロンドンも、演出をやったのは映画監督。なら東京はオレでしょ”などと、開閉会式の総合演出に色気を見せていました。しかし、7月に大会組織委員会から発表されたのは狂言師の野村萬斎と映画監督の山崎貴。たけしの名前はありませんでした」(スポーツ紙記者)
たけしは、この決定に、「誰も俺にコンタクトを取らないんだよね。宇宙船で入場とか、見事な演出だったのになぁ。座頭市の点火式。火薬でドーンなんて、過激な演出を言い過ぎちゃったかな」と、ギャグを交えながらも悔しさをにじませていた。しかし、そんな彼に大チャンスが訪れているという。
「演出ではなく、東京五輪の記録映画の監督に、たけしの名前が急浮上しているんです。当初、大会組織委員会は、今年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを獲得した『万引き家族』の是枝裕和監督にオファーしたそうですが、断られてしまった。そこで、たけしは売り込みを開始、組織委員会も前向きに検討しているそうです」(広告代理店関係者)
たけしは、3月末にオフィス北野を退社して、新会社『TNゴン』に移籍。これまでたけし映画のプロデュサーを務めていた森昌行前社長と袂を分かち、映画業は休止状態となっている。現在はテレビの仕事以外、小説の執筆に多くの時間を割いているという。
「たけしは、“お笑い芸人で最初に小説が評価されたのは自分”という自負がありました。それにもかかわらず、ピースの又吉直樹が『火花』で自分より先に芥川賞を受賞したことが心底悔しいようで、小説の執筆に情熱を注いでいます。現状、映画から距離を置いていることもあって、時間と体力には余裕がある。このことも、たけしがヤル気満々である大きな理由だそうです」(テレビ局関係者)
映画製作の最大のネックとなるのは資金集め。これまでは、オフィス北野の森社長が大きな働きを果たしていたわけだが、
「東京五輪となれば、公金の投入もあって資金面での心配はありません。さらに、映画監督としての名声も全世界にアピールでき、今後のスポンサー集めにもつながってくる。記録映画でメガホンを取るのは初めてですが、たけしにとって、一粒で何度もオイシイこの仕事は、是が非でも獲得したいのでは」(映画ライター)
なお、1964年の東京五輪では市川崑氏が、また、72年の札幌冬季五輪では篠田正浩氏が、それぞれ記録映画の監督を務めた。日本映画界を代表する巨匠たちと肩を並べる名誉も、たけしが燃える一因だろう。
「口さがない関係者は、“権威を求めるのは老いた証”と言いますが、たけしはかねてから、“お笑いって落差だから、権威がある人が失敗を重ねると絶対笑う。権威は、そのために欲しい”と、すべては笑いのためだと話してます。一説には、ノーベル平和賞にまで色気を見せているとか(笑)」(芸能記者)
世紀の祭典を“世界のキタノ”がどう撮るのか期待したい。10月1日発売の『週刊大衆』ではこの他、松岡茉優にまつわる最新レポートや、新宿・歌舞伎町の歩道で職務質問をされた清原和博の私生活についての詳報など、芸能ニュースを特集している。