森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」★次の総理は小泉進次郎? (2/2ページ)

週刊実話

つまり、こども保険の財源を富裕層はあまり負担しないのだ。しかも、財政への悪影響もない。

 これが何を意味するのかは、明白だろう。進次郎氏が、誰の利益を代弁しているのかと言えば、それは“富裕層と財務省”なのだ。だから、もし小泉進次郎政権が誕生したら、国民負担が増えて庶民が貧困化する一方で、富裕層が優遇されて、格差がますます拡大するだろう。それは、父親である小泉純一郎内閣のときの悪夢が再現されることを意味する。

 富裕層優遇による格差拡大というのは、安倍政権の下で行われたこととまったく一緒だ。だから、進次郎氏が石破氏に1票を投じたのは、安倍政権の政策を批判したのではなく、あくまでも政局上、石破氏に投票したほうが、権力を握るために有利だからではないのか。

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