棚橋弘至が描く美意識の高いプロレスとは?1.4ドーム観客動員4万人突破へGO ACE! (3/3ページ)

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 棚橋が初めてIWGPヘビー級王者になった直後の後楽園ホールは、今では考えられないほどの不入りだった。そのとき棚橋が「絶対にまた後楽園を埋めて見せるから」と言って、ファンにベルトを触らせたのは今や伝説の話。その後、棚橋の全力プロモーションなどがキッカケになり、後楽園はもちろん、両国国技館や日本武道館、大阪城ホールといったアリーナクラスの会場もチケットが完売する時代が戻ってきた。そんな中、今の棚橋は東京ドームのスタンドにも“美意識”を求めている。

 「クソー!俺の力で4万人入れたかった!」

 これは今年の1.4ドーム大会の会見終了後に思わず棚橋が吐いた言葉。木谷高明オーナーによると、新日本プロレスは現在動員数を実数で発表しているが、東京ドームが札止めになった場合「観衆は4万5000人前後になると思う」という。来年は金曜開催。7日が仕事始めという会社も多いことが予想され、4日が仕事始めであっても午前中までという会社がほとんどだろう。

 今年は34,995人を動員した。木谷オーナーは「来年は4万人は超えると思います」と話していた。棚橋が東京ドーム大会に求める“美意識”はもっと高いはずだが、実数4万人突破というのは、新日本のスタッフや関係者にとって、長年思い続けて来た悲願で、大きな目標。それを叶えるのはエースである棚橋の使命だ。このチャンスを生かしたとき、エースも新日本プロレスも“完全復活”と胸を張れるときがやってくるのだ。

【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.28】
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