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チェコの伝統を感じる12月 (3/6ページ)

バリュープレス

現代のチェコ人の多くは無神論者ではありますが、このような伝統はキリスト教行事であるのとは関係なしに、日々に魔法やロマンスを与えるものとして愛されているのです。


それはチェコの有名イラストレーター・ヨゼフ・ラダ(https://www.joseflada.cz/en/)の絵にもよく表れています。チェコ人からこよなく愛されているラダの作品は、チェコの伝統には欠かせないもので、クリスマスカードやチェコレートが入ったアドベントカレンダーにラダのイラストが描かれているのを多く見かけることでしょう。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1MzY5NSMyMTAwMTQjNTM2OTVfZnBuTlNSQURKSy5qcGc.jpg ]

上の写真には、もう一つのユニークな12月の伝統行事が描かれています。聖バルボラの翌日には、天使、悪魔、聖ミクラーシュが一組になって練り歩く姿を街中で見かけます。聖ミクラーシュは白い髭を生やし、赤い司教服を纏い、司教杖を持っている姿が特徴的です。この三人組は小さな子供がいる家庭を訪ね、その年一年彼らがどのように過ごしていたかを評価します。良い子はまたお菓子が貰えますが、悪い子は悪魔に地獄へ連れていかれてしまいます。(天使と聖ミクラーシュが助けてくれるので、今まで誰も地獄に連れていかれたことはありませんが、このことはお子様には内緒です。)また、スーパーマーケットなどでこの三人組を模したチョコレートを見かけるのも、この時期だけの楽しみです。

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