「根尾を使う!」与田監督の一存で中日内野陣は全コンバートへ (2/2ページ)

リアルライブ

現時点では京田のほうが明らかに上」
 中日スカウトも現時点では「京田のほうが上」と見ているだろう。

 「守備面での至らなさも覚悟してショートを使うか、それとも、別のポジションで使うか。あるいは、一年目は代打や途中出場で経験を積ませるのか、その選択は与田監督次第ですよ。岡田彰布氏が阪神監督だった04年、新人の鳥谷敬を育てるため、前年の正遊撃手だった藤本をセカンドにコンバートし、ショートで使い続けました。失策による失点が増えるのも覚悟のうえでした。その鳥谷の今日があるのは、岡田氏がブレなかったこと。使うと決めたら、途中で方針を変えなないこと。その覚悟は並大抵ではありません」(プロ野球解説者)

 高卒の根尾がショートを守れば、京田とのレベルの違いが出る。ミスが生じれば、ムッとした表情で睨み付ける投手も出るだろう。投手を宥め、ベンチの雰囲気も悪化させない努力をしていかなければならないのだ。

 与田監督にその覚悟があっての「京田の二塁コンバート」発言だったのか否かは分からない。いずれにせよ、中日の内野陣は“総シャッフル”となる可能性も高い。

 根尾は特別視されてのチーム合流となりそうだ。ごく普通に、自然な形でチームに合流できたら…。その意味では、与田監督は軽率な発言をしてしまったようだ。(スポーツライター・飯山満)

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