ドコモがTL復帰、三菱重工相模原は12季ぶりの昇格! コーラと織機は降格 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

70分にNO8トゥペが執念でインゴールに突っ込み、コンバージョンを決まって4点差となったが、日野は73分、キャプテンの茂野が勝利を引き寄せるトライを獲得。

 追い込まれたコカ・コーラは76分、空中の競り合いで危険なプレーをした副島が2枚目のイエローカード、累積でレッドカード退場処分となり、反撃ムードはしぼんでノーサイドとなった。

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悔しさをかみしめるコカ・コーラの桑水流裕策(撮影:早浪章弘)

 愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で入替戦に臨んだ三菱重工相模原は、最初から最後まで試合を支配した。

 キックオフからLOダニエル・リンディー、FLトーマス優デーリックデニイら縦に強いFWが連続して前に出る。ブレイクダウンも制して次々とターンオーバーを勝ち取った。

 豊田自動織機はスクラムこそイーブンだったが、マイボールのラインアウトも相手に読まれ確保できず。攻めても絡まれてボールを失うなど、攻撃の起点を全く作れなかった。今季トップリーグ得点王のSOサム・グリーンも開始3分、先制のPGをミス、その後は冷静さを欠いたプレーが目立ち、足を引っ張った。

 敗れた豊田自動織機のレオン・ホールデンHC(ヘッドコーチ)は、「やりたかったことが何もできなかった。ラグビーはコンタクトが全て、今日はそこで負けていた。なぜそうなったのか私もわからない」とショックを隠せない様子。

 一方、圧勝した三菱重工相模原のグレッグ・クーパーHCは、「この試合だけでなく、トップチャレンジリーグのセカンドステージからストラクチャーを重視してきた。今日はそのストラクチャーがうまくいった」と勝因を語った。

 そしてキャプテンのNO8土佐誠は、「昨年の入替戦で悔しい思いをして(コカ・コーラと引き分け)、そこを補うため1年間やったきた。(足りなかった部分は)ストラクチャーを信じること、スキルを信じること。長いシーズン、浮き沈みもあり良くないときもあったが、そこにフォーカスしてやってきた」と振り返り、昇格を喜んだ。

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三菱重工相模原が歓喜。23番の川上剛右と抱擁する土佐誠(撮影:井田新輔)

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ハードヒットする豊田自動織機のサム・グリーンだが流れは変わらなかった(撮影:井田新輔)
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