「貴乃花と寅さんとラジオの底力」毒蝮三太夫・玉袋筋太郎の芸名レジェンド対談 (4/7ページ)
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呼び戻しってやつだ。“呼び戻しでホステスの勝ち”だって(笑)。藤田紀子さんは、よく知ってるよ。
玉 女優時代ですか?
蝮 松竹でね。当時、松竹には岸恵子さんとか草笛光子さんに、藤田さんもいたんだよ。俺は何本か一緒に出てる。まだ山田洋次さんが助監督時代ね。紀子さんの息子は、もう少しうまく世当たりができたらな。
玉 交渉ごとですね。
蝮 理事長選挙でも、交渉力があれば、どうにかなったんじゃないの。改革しなきゃいけないことはいっぱいある。日本相撲協会は公益財団法人だよな。税金で恩恵を受けてるのに、あんなに偉そうにしてる協会はない。落語協会と、えらい違いだ(笑)。
■ビートたけしにどういう芸人になりたいか聞かれて
玉 ガハハッ! 俺、20歳のときに、「どういう芸人になりてぇんだ?」とウチの師匠に聞かれて、「蝮さんみたいになりたい」って言ったんですよ。
蝮 たけちゃんに?
玉 はい。もちろん、まだ全然、師匠の域には到達していないんですけど、人との触れあいが好きで、全国のスナックを訪問したりして。仕事の流れとしては、そういう形になってますね。だから師匠とラジオをできたことはうれしいんですよ。
蝮 週1回ってこともあるのかもしれないけど、今が一番、俺のラジオの集大成になってるんじゃないかな。
玉 この間の生放送で、師匠よりも年上の人が出てきて、師匠に絡みましたよね。
蝮「うるせー」ってな。
玉 師匠に「来るなー!」って怒鳴って。あのヒヤヒヤ感、最高に面白かった。
蝮 あれはね、並みの芸人だったら引くし、一喝されたらビビるよ。
玉 師匠以外、できません。その爺ちゃん、「俺のところに来るな!」って(笑)。
蝮 そういうの、慣れてる。向こうも目立ちたがりなんだ。「やっと俺のところにマイクが来たな」ってもんよ。
玉 しかし、今まで、よくご無事でしたよね。
蝮 俺もそう思う。危ねぇよな。言いたいこと言って(笑)。でも、面白れぇ素人がたくさんいるんだよ。