RIZIN榊原委員長、神取忍の乱闘劇に「日本のプロレスラーは捨てたもんじゃない」 (2/2ページ)

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でも、最後のホントの本番間近になるとシッポを巻いて逃げる人がけっこういると思っています。チャレンジすることは簡単かもしれないけど、リングに上って対戦するというのはまた違う話。私はいつでもどこでも誰とでもやります。神取選手についても全く同じです」と答えた。彼女の話を総合すると、神取戦に“積極的”なスタンスではないようだ。

 榊原信行実行委員長は総括会見で「ギャビは強すぎて、考えなきゃダメですね」と対戦相手や階級も含めて、今後の起用法については熟慮するとした。神取については「僕は格闘技に求められる要素は『笑い』だと思っているんです。笑いがないと格闘技はつまらない」と持論を展開。「神取忍はスゴイ。54歳ですよ。きょう彼女が来たのはただの話題作りじゃなくて、本当にギャビとやりたいんです。僕にも肩の怪我は問題なく『いつでもギャビとやれる』と真剣に言ってきた。ただこの試合こそ安全面が心配」とギャビとの対戦については慎重を期す考えを明らかにした。

 それでも榊原実行委員長は「ただ、とてもいいアクセントになった。日本のプロレスラーは捨てたもんじゃないなと思いましたね。最高でした」と神取の行動を称賛している。RIZINは今年、神取とゆかりの深い横浜アリーナで2回大会を予定しているだけに、今後の展開も見逃せない。神取にとって悲願のギャビ戦は実現するのか?注目していきたい。

取材・文 / どら増田
写真 / 山内猛

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