ちょっと多くない?JR南武線に「武蔵」のつく駅名が超連続するのは何故なのか? (2/2ページ)

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そこから「武蔵の国の〇〇駅」という意味で「武蔵〇〇」という駅名が誕生したと思われています。

画像出典:街画ガイド

他の路線でも「武蔵小金井」「武蔵関」「武蔵五日市」「武蔵小山」など、この地域には「武蔵」のつく駅名が数多く存在します。

ではなぜ南武線にだけ集中&連続??

その中でも、特に南武線に「武蔵〇〇」が集中&連続するようになった理由は、JR山手線の新駅の名前が「高輪」や「芝浦」を差し置いて「高輪ゲートウェイ」に決定した理由と似ています。

画像出典:Photock

「武蔵小杉」から「武蔵溝ノ口」までの4駅の周辺は「小杉」「中原」「新城」「溝口」という地名なので、普通に考えればそのまま駅名にすればいい気もします。しかし基本的に駅名をつける際に「既存の駅名と被ったり、似ていたりしてはいけない」という原則があるのは、「高輪ゲートウェイ」の項目でも述べたとおりです。

特に路線が全国に存在するJRの場合、たとえ遠方にでも同じ駅名や似た駅名があると、切符を買うときなどに間違えられる可能性があるといいます。

だから山手線の新駅は「地名(高輪)+何かの要素を含む語」で「高輪ゲートウェイ」となりました。

南武線の「武蔵小杉」から「武蔵溝ノ口」までの4駅も、「武蔵」のつかない「小杉」「中原(読み方は『なかばる』)」「新庄(読みが同じ『しんじょう』)」「溝口(みぞのくち)」という、同じ・または類似した駅名が全国に存在したため同じ駅名をつけることが難しく、頭にこの地域の旧国名である「武蔵」をつけることで対応したと考えられます。

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