長嶋一茂はなぜ「人気ご意見番」になれたのか?
「今春のテレビ番組改編の目玉は、長嶋一茂(52)じゃないですかね」と語るのは大手広告代理店関係者だ。
それもそのはず、一茂がメインを張る深夜のバラエティ番組『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』(テレビ朝日系)が、ゴールデンに進出するというのだ。
「同局で金曜日夜9時に放送中の『金曜★ロンドンハーツ』が終了になり、その枠に『ザワつく』が収まると聞いています。同番組は、一茂と石原良純(57)、高嶋ちさ子(50)という、“空気を読めない”3人が、決まったトークテーマについて好き勝手に話すもの。中でも一茂は特にすごい。“パワハラ問題”がテーマの際も、“50回言っても分からないやつは一度殴ったほうがいい”と、あっさり言い放っていましたよ(笑)」(放送作家)
前出の代理店関係者も、「今は“一茂バブル状態”。彼がテレビに映ると視聴率が1~2%は上がる」と言うが、お笑い評論家のラリー遠田氏は、こう分析する。
「今、情報番組のコメンテーターなども炎上するのを嫌がって、かなり気を遣って発言しています。皆、ほぼ同じ内容を少し言い方を変えて語っているだけ。だが一茂さんは、そんな流れに一切とらわれず本音をズバッと語る。それがとても説得力があるときもあれば、的外れのときもある。でもまた、その先の読めなさが視聴者からすれば面白いのではないでしょうか」
現在、“無双状態”だという一茂。MC番組に、多数のゲスト、そしてCMと現在、その年収は「3億円はくだらないだろう」(芸能記者)という声も。
「羽振りは相当、良さそうです。1月5日に放送された特番『訳あって…東京に住むのヤメました』(日本テレビ系)でも、年100日はハワイで生活していることを明かしていました。野球界とはまったく異なる芸能界でのこの大活躍には、リハビリ中の父・長嶋茂雄さんも驚いているのではないでしょうか」(前同)
だが、前出の放送作家は、こう不満を漏らす。「傍若無人なのはコメントだけにあらずです。彼をキャスティングする際は、守らないといけない“一茂ルール”なるものがあるとの噂で、非常に面倒くさい。一茂が局入りする際は局員が出迎えること。本番中、彼には絶対にカンペを出さないこと――などのようですが、カンペを出した日には、“俺に指示出してんじゃねえ!”と大騒ぎです(笑)」
プロ野球時代もコーチの助言など、ほとんど聞かなかったという一茂。飛び交う賛否などどこ吹く風で、今後も突き進むに違いない。
さらに現在発売中の『週刊大衆』2月4日号では、坂上忍とフジテレビの“絶縁バトル”や、深田恭子と石原さとみの徹底比較など、ディープな芸能情報をお届けする。