嵐の活動休止に思う:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載244

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嵐の活動休止に思う:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載244

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第244回 嵐の活動休止に思う

 1月27日、嵐が公式ファンクラブのサイトで「2020年12月31日をもって、活動を休止すると発表した」というニュース。おそらくみなさんご存じよね。

 実はアタシも一時期、ちょっとしたアラシック(嵐ファン)だったの。正直、デビュー当初は「かわいいけど、5人とも、そんなにイケるタイプじゃないなァ」と思っていたので(アタシ何様)、あまり興味をひかれずにいたんだけど、ドラマ『花より男子2』の主題歌だった『Love so sweet』がアタシ好みの名曲で、一気にファンに。その後、特に『迷宮ラブソング』あたりまでのシングルは、楽曲も、それを歌い踊る5人の姿も大好きで、リリースされるや否や、必死で覚えて、カラオケで歌っていたわ。

 って、ガチファンのみなさんには、「その程度でアラシックを名乗るなッ」と怒られそうだけど、情報感度がすっかり鈍くなった30代後半(当時)のオカマが、男性アイドルグループの新曲を何曲も即座に覚えるって、すごいことなのよ! 「あの頃の嵐のキラキラっぷりと吸引力はハンパなかった」と、アタシ、今でも思うわ。
 ちなみにその時期の嵐は、行きつけのバーでも大人気。ふだん、あまり特定のアーティストに肩入れすることのないマスターでさえ、「嵐がかわいくて仕方がない」「嵐の、グループ全体の雰囲気がいい」「嵐の6人目のメンバーに入りたい」と言っていたもの。

 とまあ、そんな風に、ババアオカマたちのハートをがっちりつかみまくっていた嵐。まさに国民的アイドルグループね……(そこが基準かよ)。

 でも、今回の活動休止宣言には、さほどショックを受けなかったアタシ。2年も先のことだし、安室ちゃんとは違って、「個々のメンバーはいつでも見られる」「いずれグループ活動を再開する可能性もある」という思いが、やっぱりあるのよね。
って、ガチなアラシックのみなさん、ごめんなさい! 「グループとしての嵐が見たいの!」という気持ちも、もちろんわかるのよ! ただ、このところ解散や引退が多いので、「まだ活動休止て良かった」と、やはり思ってしまうのよ。
しかし今って、「トップアイドル」「トップアーティスト」的な立場で居続けるのが、いろいろな意味で難しい時代なんだな、と、あらためて思うわ……。まあ、昔より自由に生き方や身の振り方を選べるようになったのは、いいことだといえるかもしれないけど。

いずれにしろ、アタシ、これからも一アラシックとして、嵐のグループとしての、そして個々のメンバーの活躍を応援し続けるよ!

<水曜連載>※今回木曜公開

図版:会見のイメージシルエット

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【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著) 
twitter:@esmralda001

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