吉田輝星のおかげ?高野連が「1試合100球限定」を正式協議へ (2/2ページ)
もっとゆるやかな日程スケジュールが組めるのなら、一日のうちで最も熱い正午から午後2時の間、試合を組まないなど措置ができ、投手の怪我防止になると思うんですが。今以上に甲子園球場を長く借り切るとなれば、プロ野球側にも協力を要請しなければなりません」(関係者)
何が言いたいかというと、高野連は球数制限ではなく、日程調整で投手の怪我防止の問題を解決したいようなのだ。
もっとも、今回の新潟県が独自の判断で投球数制限を設けたことに対し、好意的な他県の現場指導者は少なくないとの情報も聞かれた。2月20日の理事会において、高野連は「慎重に審議を続けていき…」の言葉で結論を先送りするだろう。そして、今以上にゆるやかな日程調整を組む可能性を探っていく。その真意が出席理事に伝わらなければ、新潟県の決断に追随する県も出てくるだろう。
吉田輝星はプロのユニフォームを着て、平然と投げ込み練習を続けているが、2月20日の理事会は大混乱となるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)