阿部寛は2メートル!? 身長を“逆サバ”する意外な芸能人の事情
実際より高い身長を申告した“サバ読み”が横行する芸能界。しかし中には、低く申告している“逆サバ”タレントも存在している。
高身長の芸能人と聞いて、多くの人が思い浮かべるであろう俳優・阿部寛はその1人。阿部は公式プロフィルに189センチと記載しているが、かつて『笑っていいとも!』(フジテレビ系)にて、実は190を越えていると漏らしたことがある。
阿部の逆サバ説を裏付けるのが、191センチとこちらも長身で知られる俳優・宇梶剛士との共演。2人がドラマの劇中や映画の舞台あいさつで並んだ際、阿部の方が明らかに目線が高いシーンが幾度となくあった。阿部の実寸は2メートル近いと見ていいだろう。
女性芸能人では、女優の新垣結衣が逆サバを告白している。
新垣の公称身長は169センチ。しかし、ドラマ共演者や背景との比較により、ネット上では《170台後半はある》《180近くありそう》といったウワサが絶えず上がっていた。こうした疑惑を受けてか、所属事務所『レプロエンタテインメント』は、2013年にツイッターで身長測定の様子を公開。確かに数値は169センチを指したが、翌年の『しゃべくり007』(日本テレビ系)や翌々年の『あさイチ』(NHK)で、「1年に1センチずつ伸びている」「いまだに背が伸びるんですよ」と間接的に逆サバを認める発言を残している。
“お笑いキャラ”になるべく身長を逆サバ!?
上記のように、逆サバは「背が高過ぎる」ことがかえって悪印象になることを怖れて読むもの。しかし、元『SMAP』の中居正広は、意外な理由から170センチという普通の身長を低く申告している。
2011年新春、『V6』坂本昌行、『TOKIO』城島茂の各リーダーが集った特番『中居のかけ算』(フジテレビ系)にて、城島は合宿所で寝食をともにしたJr.時代の中居を回顧。当時16歳の中居がネタ帳を作って今に至るお笑いキャラの下準備をしていたことを暴露すると、その後「プロフィルさぁ、ごまかしてるやろ!」と中居の身長に触れていった。
城島は「城島くん…俺実は猫背なだけなんだよ」と背筋を伸ばして横に立った中居が、当時170センチだった自分と並んでいたことを告白。すると中居は、「うん…説明が足りてないね」と恥ずかしげな様子を見せた後、当時のままプロフィルを165センチにしていることを告白した。
その後も恥ずかしそうに「170あるんだけど、165って言うのが面白かったのよ」と語る中居に対し、城島は「16からそのキャラ作ってるやんか!」「だから中居正広は尊敬できんのよ」とベタ褒め。4年後、中居は『中居正広のこうして私はやっちゃいました!神センス☆塩センス!』(フジテレビ系)にて、“最年長の自分がグループ一小さく、最年少の香取慎吾が一番大きい”という構図が笑いにつながると思ったとあらためて語っている。
逆サバの事情はそれぞれで異なるものの、“イメージ戦略”というしたたかさでは共通しているようだ。