『テキシア事件』で出てきた久間章生元防衛相の名前…彼は“反社”の守護神か!? (2/2ページ)

週刊実話

イトマン事件の主役許永中関連企業のフェリー会社社長を務めたこともあり、守屋武昌元防衛事務次官への接待疑惑が暴かれた防衛専門商社『山田洋行事件』では、接待の場に同席していたと守屋元次官が国会で証言しています。また東京地検特捜部は『山田洋行事件』で、防衛族議員と防衛産業とを結ぶパイプ役だったロビイスト・秋山直紀氏(10年3月29日に東京地裁が脱税で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決)と久間は“一心同体”と認定しています。山田洋行のオーナー一族から久間氏への現金授受を含む関係について、政治資金規正法で立件の可能性もありましたが、久間氏は解離性大動脈瘤を理由に病院に逃げこんで、国会喚問を回避することで訴追を免れています」(政治記者)

 その秋山逮捕からおよそ2年後に行われた総選挙では、薬害肝炎訴訟で名を売った“小沢ガール”福田衣里子元衆議院議員(引退)に敗れた。そこに降って湧いたのが、大証2部上場企業「千年の杜」(東邦グローバルアソシエイツ→現:クレアホールディングス)疑惑だ。

 千年の杜は久間銘柄とも呼ばれて、当時特捜部も内偵していた事業実態のない企業で、こうした「箱」を舞台に私募CB(転換社債)やMSCB(修正条項付き転換社債)で資金調達を繰り返し、株式市場を手玉にとって暴利を貪る「資本のハイエナ」たちが餌食にした典型的な企業だ。こうした反市場勢力と結託し、暴利を貪っていたのではないかという疑惑である。

 表の顔は「士志の会」に属することで、同会を構成する麻生太郎財務相の後見人的立場にあるが、裏の顔はざっとこんな具合だ。

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