缶コーヒーやラーメン、カキは?「ハゲる食事」「薄毛に効く食事」 (2/4ページ)

日刊大衆

「コレステロール値や中性脂肪値も適正値に改善していき、それと同時に抜け毛が目に見えて減ってきたんです」(同)

 脱毛や薄毛を予防するには、まず血糖値を正常域に保つこと。これが大切になるというのだ。「白米や精白した小麦粉は食後高血糖を招き、血糖値を上げる原因となります。私も白米を玄米に変えるなどしました」(同)

 砂糖入り缶コーヒーやジュースなども、無糖の飲料水に切り替えた。大好きな揚げ物も極力控えた。小麦粉やパン粉の衣をつけ、これにどっぷり油が染み込んだ揚げ物はカロリーや脂質が高いうえ、揚げ油も酸化が進んでいるからだ。「酸化した油が体内に取り込まれると、活性酸素が大量に発生して、頭皮の血管や大切な毛母細胞にダメージを与えるんです」(同)

■腸内細菌のためにヨーグルト、みそ汁

 藤田博士は自身の研究テーマでもある「腸と腸内細菌」からも、毛髪増量にアプローチした。「腸内細菌は毛髪の成長に欠かせない各種ビタミンなどを作る働きや、活性酸素を消す強力な抗酸化力があります。腸内細菌を元気にすれば、髪の毛も元気になると思ったんです」(同)

 腸内細菌を元気にさせるため、食事のときに必ず取り入れるようにしたものがある。それはヨーグルトと、みそ汁だ。「発酵食品のみそは腸内細菌を増やすのに役立ちます。オススメは、イワシのつみれと納豆を入れたみそ汁です。青魚の脂質(DHAやEPAなど)で血液がサラサラになり、納豆の発酵菌で腸の状態も良くなります」(同)

 また、腸内細菌の格好のエサとなるワカメなどの海草やメカブ、オクラ、納豆などのネバネバ食品を3種類、食べるようにした。そして、日頃飲む水も、体と髪の毛を若返らせる「シリカ」(水溶性二酸化ケイ素)入りミネラルウォーターに変えたという。

「人間の体内にもあるシリカは血管の弾力性を保ったり、皮膚のコラーゲンの生成を助けるなどの働きがあります。コラーゲンは頭皮や毛母細胞に重要な栄養素なんです」(同)

 シリカは玄米、粟、ほうれん草、バナナ、レーズンなどの食品にも含まれているが、藤田博士は、手っ取り早さから、シリカの含有量が多い天然水で摂取することにしたという。

「缶コーヒーやラーメン、カキは?「ハゲる食事」「薄毛に効く食事」」のページです。デイリーニュースオンラインは、栄養アンチエイジングヘルスケア食事コーヒーカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る