重文4振を含む約30振の日本刀や刀装具が一堂に会する展覧会「日本刀の華 備前刀」開催! (2/4ページ)
附「朱塗鞘打刀拵」桃山時代(16世紀)
重要文化財「嘉禎友成太刀」(銘 五月六日友成) 鎌倉時代・嘉禎3年(1237)
武家金工の華・後藤家歴代の刀装具を特集展示刀剣を飾る金具―目貫(めぬき)・笄(こうがい)・小柄(こづか)などの装剣金具を製作した金工の後藤家は、室町時代中期の足利義政以来、足利将軍家、戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、そして江戸幕府260年の間、16代にわたって時の権力者に重用され、その作品は武家の装う金工のなかでも最高の格式をもつものとされてきました。江戸将軍家代々の御用をつとめた後藤宗家(ごとうそうけ)、そして14あるという後藤家の分家(脇後藤(わきごとう))の名工たちのなかでも、その掉尾を飾る幕末の名工・後藤一乗(ごとういちじょう)による目貫・笄・小柄など、繊細な技の光る刀装小道具が展示されます。