平成の怪物・松坂が目指す理想の復活劇 (2/2ページ)

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 高い目標を持つのも、悪いことではない。中日はベテランの多いチームだった。落合博満元監督の時代を支えたレジェンドたちも年齢を重ね、故障などに苦しんだが、チームを後方から支える立場に引いていった。投手なら200勝、バッターなら2000本安打などの個人目標を達成し、現役を退いていった。

 ベテランに目標達成の環境が与えられるということは、チームに尽くしてきたかどうか、だ。松坂の個人目標は”エースに返り咲くこと”だが、与田監督に課せられたのは、チームの世代交代だ。復活が遅れるようならば、中日は松坂と今後のことを話し合わなければならないだろう。

 近く、新しい年号が発表される。平成の怪物は時代の流れをどう考えているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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