男性が彼女に「本当にしてほしいこと」
恋人でも友人でも、人から好かれることは決して難しいことでは御座いません。
相手が喜ぶこと。
ただそれだけを行えばよいのです。
しかし理論上は簡単とはいえ、現実的にはこれが非常に難しい。
「相手が喜ぶこと」をすればよいと言っても、その「相手が喜ぶこと」は一人ひとりまったく異なります。
ある人に喜んでもらえたことであっても、別の人に同じことをしたら絶縁されるほど嫌われる。
相手が何をしたら喜ぶのか、ということを知るのは本当に難しいと言えるでしょう。
特にそれが異性であった場合、相手のしてほしいことを理解することの難易度は跳ね上がります。
「男性と女性は同じ人間だ」と言う方もいらっしゃいますが、逆に言えば「生物学的には同じヒトという生物である」ということくらいしか共通点はございません。
価値観も、好みも、生存戦略も、性的役割も。
男女はすべてが異なっているのです。
ですので、男性が「女性のしてほしいこと」を理解することは難しく、女性が「男性のしてほしいこと」を理解することもまたとても難しいことであると言えるでしょう。
今回はそんな「男性のしてほしいこと」を理解していただくために、男性が彼女にしてほしいと思う5つのことをご紹介します。
■「彼氏自慢をした」報告をしてほしい
ものすごくモテるけど誰ともセックスできない人生と、死ぬほどモテないけどそこそこセックスができる人生。
もしもどちらかの人生を選ばないといけないとしたら、おそらく多くの男性は前者を選ぶことでしょう。
死ぬほどモテないけどセックスができる人生を男性が望むのなら、風俗店はもっと繁盛しています。セックスをするだけで満足ができるのなら、男性の人生はもっと簡単だったでしょう。
男性は女性から評価をされたいのです。それもできることなら多くの女性から「すごい」と言われたい生き物なのです。
だからこそ、男性は自分のことを「すごい」と言ってくれる女性を大切にします。
ですので、彼氏に対して「すごい」と言うことも非常に重要ではあるのですが、それに加えて「彼氏自慢をした報告」もまた彼氏を喜ばせる効果的な方法であると言えるでしょう。
「友だちのAちゃんに彼氏の話をしたら『いいなぁ……私もそんな彼氏ほしいなぁ』って言ってたよ!」
こんな「彼氏自慢をして褒められた報告」は男性を大変喜ばせます。
もしかするとこんなことをすると、彼氏がそのAちゃんと浮気をしてしまうのではないかと不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、どうかご安心くださいませ。
先ほど申し上げた通り、男性は基本的にたくさんの女性から「すごい」と言われたい生き物なのです。
つまりこのように「彼氏自慢をした」報告をしていると、彼女を喜ばせると2人の女性から「すごい」と言ってもらえると男性は考えます。
その状況においてAちゃんと浮気をする男性はおりません。なぜならば2人からすごいと言ってもらえていたのが、浮気をするとAちゃんからしか「すごい」と言われなくなってしまうから。
「すごい」の数を減らすような行動を男性はとりません。
もしもそれでも不安ならば、Aちゃんと彼氏を会わせなければよいだけの話でしょう。
■ポジティブなワガママを言ってほしい
「相手が喜ぶことをすればよい」
これは人から好かれるための絶対的な法則です。
しかし、何をすれば喜ばれるかわからないからこそ現実は難しいというのは先ほどお話しさせていただいた通りでしょう。
これは女性だけではなく、男性にも言える話で御座います。
男性もまた「彼女に何をしてあげればよいのか」わかっていないのです。
ですので、自分から「私はこれをしてほしい!」と積極的に言うことは、ワガママでないばかりか相手に楽をさせてあげる行為であると言えるでしょう。
ワガママを言うことはよいことなのです。
それでは、どうしてワガママを言って男性から振られることがあるのでしょうか?
非常に簡単です。それがネガティブなワガママだからでございます。
たとえば「ハンバーグを食べたい!」というワガママは非常にポジティブなワガママであると言えるでしょう。
このワガママを分解すると「私はハンバーグが食べられるところに連れて行くと喜びます」ということ。つまり「何をすれば喜ぶか」というポジティブな提案になっているのです。
一方で「ハンバーグは食べたくない」というのはネガティブなワガママでしょう。
これを分解すると「私にハンバーグを与えると不快に感じます」というネガティブなワガママになってしまっているのです。
このように「自分の不快さ」を伝えるワガママは相手を辟易させてしまうことでしょう。
一方で「自分の快適さ」を伝えるワガママは、相手に楽をさせる有効なワガママなので御座います。
■味方でいてほしい
これは女性にも言えることでしょうが、恋人には常に味方でいてほしいと願うものでございます。
味方と言っても、それは甘やかすという話では御座いません。
相手の幸せを願う。
ただそれだけのことでございます。
たとえば彼氏が何か危険なことをしていたら、従順に従うのではなく止める。
相手の幸せを願うとは、必ずしも従順なことではございません。
それでは、もしも彼氏が何か悪いことをしていたら。
「あなたは悪くない」と言うのは相手の幸せを願っている行為ではございません。
「あなたが悪い。だけど私はあなたの味方だから一緒に謝りに行こう」
そんな考えを持った女性が不幸になることは御座いません。
■楽しかったことを報告してほしい
もしも何か楽しいことがあったなら。
それをぜひ彼氏に報告してあげてくださいませ。
男性は女性と比較して圧倒的に感情に乏しい傾向が御座います。
特に年をとるごとにその傾向は顕著になり、どんどん笑うことができなくなってしまうものでしょう。
だからこそ、彼氏の代わりに日々の楽しさを精一杯報告してほしいのです。
それでもし彼氏が嫉妬をするようなら、その関係はすでに終わっています。
■笑顔でいてほしい
最後に、もっとも重要なのが笑顔。
ちょっとキザな言い回しになりますが、男性は女性の笑顔のために生きていると言っても過言ではありません。
もちろんつらいときでも笑顔でいろ、と言うつもりはございませんが、できる限り笑顔でいられるようにしていただければ幸いです。
そして、もしもみなさまが笑顔になれなくなってしまうような何かしらの障害が生まれてしまったら。
そのときは彼氏を頼ってくださいませ。
彼女の笑顔を邪魔するものを倒すことこそが、彼氏の仕事で御座います。
男性は女性の笑顔のために生きている
しがないひとりのラブホスタッフの意見でございますが、男性は女性の笑顔のために生きています。
ですので、男性が思う「彼女にしてほしいこと」というのは、基本的に「女性が幸せになること」なのです。
もちろん女性から何かをしてもらうこともうれしいのですが、それ以上に女性が幸せになることに男性は喜びを見出すのです。
彼氏に喜んでほしいのなら、まずは自分が喜び、幸せになること。
その本質さえまちがえなければ、ひとつひとつの小さいテクニックなど瑣末な話なのでございます。
(ラブホの上野さん)
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