イモト&出川哲朗『イッテQ!』黄金コンビに「テレビの呪い」

日刊大衆

イモト&出川哲朗『イッテQ!』黄金コンビに「テレビの呪い」

 視聴率15%超えは当たり前、時には20%を獲得するなど、日曜夜のバラエティとして他の追随を許さなかったモンスター番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。ところが、その勢いに陰りが見えてきた。

 3月24日放送の視聴率は、『イッテQ!』が16%、対してテレビ朝日系の『ポツンと一軒家』は16.1%(ともに、ビデオリサーチ調べ/関東地区)。わずか0.1%の差ではあるが、『イッテQ!』が後塵を拝した。『ポツンと』は、2月24日、3月10日放送と今回の3度、『イッテQ!』の視聴率を抜いたことになる。

「しかも3月24日放送の『イッテQ!』は“今夜は世界1周夢の旅…爆笑名場面を一挙紹介!”という気合の入った回でした。放送されたのは、“イモトVS中国の叫び王&イギリスのゲップ男&超かわいい珍獣”“出川…世界一悲しい捻挫”と、番組の2大エースであるイモトアヤコ(33)と出川哲朗(55)がメインの企画。一方、『ポツンと』は、通常の放送でした。これで視聴率争いに敗れたわけですから、日テレ内でも危機感が広がっています」(制作会社関係者)

『イッテQ!』と『ポツンと』との視聴率争いについては、さまざまなメディアが報じている。

『イッテQ!』低迷の要因は、昨年『週刊文春』(文藝春秋)が報じた、宮川大輔(46)の『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』企画の“ヤラセ”や、番組レギュラーであるNEWS手越祐也(31)の、未成年女性との飲酒疑惑などのスキャンダルだといわれる。

■番組2大エースが抱える問題

 しかし、他にも低迷の理由があるという。それがなんと、長年にわたって人気を牽引してきた番組の功労者、イモトアヤコと出川哲朗だというのだ。放送作家が語る。

「イモトさんは2007年に『イッテQ!』に初登場し、“珍獣ハンター”やキリマンジャロ登頂などに奮闘する姿で、一気にお茶の間の人気者になりました。ところが最近は、ドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)シリーズや、2018年放送の『下町ロケット ゴースト』(TBS系)などでの女優としての活躍、さらにはCMにも多数出演するなど露出が急増。バラエティは他には出ていませんが、“イモトは『イッテQ!』じゃないと見られない”というプレミアム感がなくなってきたんです」

 同じく、『イッテQ!』のスーパースターである出川哲朗にも、ある異変が生じているというのだ。前出の放送作家が語る。

「このところ、出川さんがめちゃくちゃ疲弊しているんです。特に2017年4月に『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)が始まって以来、カメラが回っていないところだと、本当におじいちゃんみたいな動きしかできない。他の仕事で超多忙な中、『充電させてもらえませんか?』は終日ロケで、拘束時間も長く、自分で電動バイクを運転しなければならないので、体力を劇的に消耗するということもあるのでしょう。24日の『イッテQ!』でも、出川が落ちていた野球のボールを踏んであっけなく転倒するシーンが放送され“世界一静かな捻挫”とのテロップで笑いにしていましたが、笑いごとではない。そのうち深刻な事故になるのでは、と視聴者が心配になるレベルの疲れ方ですよ。

 イモトは“慣れ”、出川は“疲れ”という、テレビにとって呪いともいえる2つの要素が出ている。『イッテQ!』エース2人の異変が、ここ最近の視聴率低迷の原因とささやかれています」

『イッテQ!』は「テレビの呪い」をふりほどき、かつての勢いを取り戻せるか?

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