大泉洋の出身地は長寿! 日本全国「長生きできる町」ランキング (3/5ページ)

日刊大衆

「長野では、野沢菜などを頻繁に食べることが塩分摂取量の高さにつながり、1960年頃から脳卒中による死亡者が急増しました。これを受けて、80年頃から保健補導員や食生活改善推進員たちが各家庭を訪ねて、啓発活動に励んだんです」

 また、高齢者の就業率、公民館数、博物館数、ボランティア参加率、旅行に行く人の割合で、長野県はすべて全国10位以内に入っており、高齢者にとって「生きがい」が多い県なのだ。「長寿にはコミュニケーションが大いに影響しています。区民センターのように高齢者が集まることができる施設が多い地域は、平均寿命が高い傾向にあるんです」(前出の秋津院長)

■名古屋市は愛知県の短命ワースト1位

 岐阜県の長寿1位である可児市は名古屋市から約30キロの距離にあるため、ベッドタウンとして発展している町だ。一方、その名古屋市は愛知県の短命ワースト1位。手羽先、味噌煮込みうどん、きしめん、味噌カツ、天むすといった塩分多めの“なごやめし”が原因とする説が有力だ。「一般に県庁所在地は健康意識が高い人が多いはずなのですが、名古屋市は異なるようです。また“なごやめし”は見た目が茶色で味が濃いので、塩分の多さは否めません」(矢野氏)

 名古屋市民の“車好き”も、短命ワーストの理由の一つだという。「トヨタの城下町ということもあって、一家に1台ではなく、一人1台所有しており、近所のコンビニでも車で行くんです。 名古屋から東京に転勤した人が電車通勤にしたら、体重が5キロ減った、なんていう話も聞きました」(秋津院長)

 滋賀県は長野県と並んで長寿県第1位。スポーツの年間行動率が全国4位で、スポーツジムに通うなど、活動的な高齢者が多いのも特徴的だ。滋賀県の長寿の理由には、名物「鮒寿司」の存在も挙げられる。「鮒寿司は、昔は“薬代わり”にもなっていた健康食品です。豊富に含まれる乳酸菌が整腸作用を高めて、長寿につながったのでしょう」(前出の栄養士)

 大阪の長寿ベスト1である吹田市は、SUUMOの「住みたい街ランキング2017」で7位に入っている。京都や奈良、兵庫と大阪以外へのアクセスも充実しており、公園やスーパー、病院や学校などの施設も多く、住環境が整っている。

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