4月3日放送のNHK『あさイチ』で、「平成最後の春休み　今どき中高生トレンド」という特集が放送されたが、視聴者から「これはやり過ぎだろ！」と批判が殺到している。

特集では東京・新大久保の韓国グッズを取り扱う店を紹介。今、中高生の間で〝韓国〟が大ブームとなっており、連日、多くの子どもたちが店に訪れていることが報じられた。

また、ローティーン向けファッション誌『ニコラ』の編集長が出演し、多くの読者が韓国の文化やグッズ、アイドルに夢中になっているとコメントした。

特集が放送されるや、ネット上では「なぜ今、NHKが韓国推しするんだ」「これはないわー。むしろ台湾の方がブームになってるだろ」「世論を誘導したいのかな？」など、疑問の声が殺到している。

番組司会の博多大吉も、「これって本当のことなんですか？」と疑問の声を上げたが、特集内容からは明確な根拠が得られるわけもなく、その後は歯切れの悪い対応に終始した。

この問題を取り上げて「NHK 『あさイチ』が大炎上」と取り上げたネットメディアもあったが、それに対しては、

え？！中高生〜20代くらいの女性の間で韓国のファッションとか食べ物とか音楽とかめちゃくちゃ流行ってるよね？！？！
私が見ているSNSの女の子たちは何だっていうの？

というような女性からの反論もあった。批判をしているネット民が、そもそも女子中高生と接点が少ない男性層の勝手な独断という部分もあるかもしれない。

「むしろ問題はその後なんですよね。次の特集では『急増中スマホでおこづかい稼ぎ』と題して、インターネット上でアンケートに答えるとポイントがもらえるサイトを紹介しました。しかし、このようなサイトは個人情報を明記するものも多く、安易に利用するとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。春休み中の子どもたちが番組を見ている可能性も高く、なぜこのようなものを取り上げたのか疑問が残りますね」（エンタメ雑誌記者）

ネット上では「そもそも中高生のアルバイトとして勧められるものなの？」「簡単に金を稼げる方法を子どもに紹介してどーするんだ」「いや、金稼ぎたいなら汗流せよ」など、多くの人が、特集内容に疑問を感じたようだ。

NHKは過去にもたびたび、〝若者文化〟を取り上げ紹介しているが、その多くは的外れで、視聴者から失笑を買っている。果たして、今回の放送を見た子どもたちの親はどう思ったのだろうか…。

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