100%あり得ない『SMAP再結成』をあおる芸能メディアの思惑
このところ『SMAP』の〝再結成話〟を持ち出す芸能メディアが増え、ファンがザワついている。主な中身は、中居正広と木村拓哉がジャニーズ事務所を辞め、稲垣吾郎らの『新しい地図』に合流する可能性についてだ。
4月7日、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人がMCを務める『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)に、お笑い『爆笑問題』の2人が出演。太田光が『SMAP』の再結成について3人を問いただす場面があり、3人は肯定も否定もしなかった。このことも、ファンの胸騒ぎを加速させているようだ。
しかし…、
「どうしてそういう話になるのか不思議です。中居が扇動した独立話を、直前に翻意してつぶしたのが木村です。だから、あの前代未聞の謝罪会見が行われたわけです。しかも、リーダーの中居は左端に追いやられ、さらし者にされた。木村は妻の工藤静香とともに、事務所に謝罪。永久的な忠誠を誓ったのですよ」(ジャニーズライター)
その後、2016年8月、『SMAP』は突然解散を発表。それは木村がハワイでのバカンス中に、極秘に決められたことだった。
「事務所内でジャニー社長と中居、稲垣らの話し合いで解散が決まったのです。解散を木村はハワイで知り、一緒にハワイに来ていたジュリー藤島副社長に、『中居をクビしてください』と大粒の涙を流して懇願。そばにいた番記者たちにとっても、まさに驚天動地だったのです」(同・ライター)
ところがズル賢い中居は、結局は稲垣らを裏切り、自分も事務所に残留。ジャニー社長、メリー副社長、ジュリー副社長、そして木村と、全員に詫びを入れたとされる。
「中居は、ジャニーズに対抗できる大手Bプロが『SMAP』全員を受け入れることを前提に了承したので、みんなをあおった。でも木村が寝返ったので白紙に。そこで中居はヘタに独立すれば干される、好きな野球取材もできなくなる…と考え、今度は稲垣らを裏切ったのです」(女性誌記者)
再結成はメディアの願望に過ぎない
〝再結成〟を信じた芸能メディアは、今現在、やや意気消沈気味のようだ。例えば、この4月より中居の新番組が始まり、木村は昨年主演したドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日)の続編が決まったことで、「再結成は早々には難しくなった」などと、思わせぶりな書き方もしている。これに熱狂的なファンは「ウソでしょ」「ショック」などと書き込んでいる状況だ。
「再結成も何も、もともとそんな話なんてないですよ。だいたい中居に裏切られたマジメ人間の草彅は『絶対許さない』と会うこと自体を拒否しています。今や木村は事務所の忠実なシモベ。中居に至っては人事の実権を握った滝沢秀明氏に、残留のための〝お願い〟までしました。『SMAP』なんて、もう遠い昔の話です」(前出・女性誌記者)
平成を振り返る番組がにぎやかになってきたこのタイミングで、平成の最大のスター『SMAP』の映像も多く流れている。彼らの姿は群を抜いてカッコよく、メディアが「再結成」と〝願望〟を書きたくなるのも無理はないのかもしれない。