羽生結弦に2つの試練!「整体師離脱」と「5回転」
フィギュアスケートの“絶対王者”羽生結弦(24)が試練に直面しているという。
羽生は、3月に行われた世界選手権で、宿敵ネイサン・チェン(19)の後塵を拝し、2位になった。ミスがあったとはいえ、総合点で22点も離されるという完敗に、「4回転半をしっかり習得したい」と今後の課題を語った羽生。
複数の4回転ジャンプをプログラムに組み込めるチェン選手に勝つには、“クワッドアクセル(4回転半)”という武器を手に入れることが何よりも必要だと羽生自身が自覚している、ということだろう。
しかし、フィギュアスケート関係者からは「今後も羽生が絶対王者としてフィギュア界に君臨し続けることは簡単なことではない」という声も聞こえてくる。
「その理由の一つが、羽生の“精神的支柱”であった整体師の菊池晃氏が羽生のチームから離れたことです。このことを報じた4月24日発売の『週刊新潮』(新潮社)によれば、平昌が終わった昨年4月頃に、チームを“辞めた”と菊池氏本人が語ったといいます」(スポーツ紙記者)
菊池氏は、羽生が小学校2~3年生の頃から15年にわたって見守ってきた人物。チームを離れた経緯について、菊池氏は「自身の衰え」を理由に挙げているが、『週刊新潮』の記事では、菊池氏が羽生の名前を使った書籍を出版しようとして、羽生の母親と揉めてしまったことも原因ではないかと伝えられている。
また、羽生はいつもペンダントをつけているが、このペンダントを作ったのも菊池氏だ。3月20日の『女性自身』のウェブサイトの記事で、羽生がそれを常につけているのは「つけていると安心できる」からだと菊池氏が答えていた。
「菊池氏がチームを離れてからも、羽生が“菊池氏のペンダント”を身につけているというのは、まだ羽生が菊池氏から精神的に自立できていないからなのではと。頼っていた人との別れという試練を乗り越えることは、羽生がさらなる高みに達するための課題といえるかもしれません」(前出のスポーツ紙記者)
■立ちはだかる2つ目の試練
さらに、羽生の前にはもう一つの試練があるという。それは「5回転」問題。
「宇野昌磨(21)が“5回転ジャンプ”への挑戦に意欲を示しています。もし、5回転の時代がやってきて、羽生が対応できないということになると、彼はいきなり“過去の人”になってしまう可能性もあります。
昨年2月の会見で、羽生は“5回転が主流になるということは、まずこの50年においてないだろう”と話していました。だからこそ、羽生は4回転半を今後の課題に掲げた。もし、いきなり5回転の時代がきたら、羽生はさらなる試練を乗り越えなくてはならなくなりますね」(前同)
「整体師のチーム離脱」と「5回転」。2つの試練を乗り越えて、羽生は「絶対王者」の座を守り続けることができるのか。ソチ、平昌に続き2022年北京冬季五輪での、史上初フィギュア五輪3連覇を大いに期待したい!