「日米紳士協定は口約束」ソフトバンクに米アマチュア選手が入団 両国で選手争奪戦開始か (2/2ページ)

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彼らは日本の有望な高校生がメジャーリーグのドラフト会議にかけられる日が来ることを知っていたのだと思います」(前出・同)

 つまり、形骸化した日米の紳士協定が完全に消滅し、近年中に、メジャーリーグ各球団は日本の有望高校生を自由に獲得できるようになる。その日に備えてデータを収集していたというわけだ。

 「メジャーリーグのドラフト会議は6月。高校野球を仕切っている日本高校野球連盟は、夏の甲子園大会前に行われるので芳しくないとし、メジャーリーグの動きに非協力的です」(前出・同)

 160キロを超す剛速球を投げ、日米スカウトを震撼させた佐々木朗希投手(大船渡)など、今年の高校生には好投手も多い。彼らが「メジャーリーグに行きたい」と明言した場合、ソフトバンクがスチュアートを強奪した報復があるかもしれない。

 「アメリカの上位指名選手の契約金、年俸は日本のプロ野球の比ではありません。マネー戦争になったら、太刀打ちできない」(スポーツ紙記者)

 NPBはメジャーリーグ側と話し合う必要がある。「日米紳士協定=口約束」の話が本当なら、日本のプロ野球界は問題の解決を怠ってきた大きな代償を払わされることになるだろう。

(スポーツライター・飯山満)

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