低迷するテレビ東京の“安っぽさ”に批判!「ありえねー」「ヤラセだろ?」

まいじつ

低迷するテレビ東京の“安っぽさ”に批判!「ありえねー」「ヤラセだろ?」

テレビ東京が視聴率の低迷にあえいでいる。4月クールの視聴率はゴールデン、プライムタイム、全日と軒並み前年同期比マイナスを記録しており、一向に上昇する兆しが見えてこない。

同局の小孫茂社長は5月の定例会見で「まだ期待した数字にはなっていませんが、粘り強く改善を重ねた新企画が6月、7月に登場しますので、ご期待いただければと思います」と語ったが、話題になっているのは深夜ドラマ『きのう何食べた?』くらいで、お得意の旅番組はすっかり視聴者から飽きられているという。

「最近は『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が絶好調ですが、本来ならテレビ東京が企画していてもおかしくない番組です。業界では低予算ながらアイデアにあふれる番組を〝テレ東メソッド〟と呼んでいるのですが、かつては画期的だったアイデアも、他局に真似されるようになると、もともと予算の安いテレ東の番組の方が見劣りするようになってしまったというのも不調の原因でしょうね」(テレビ誌記者)

あまりにもわざとらしい“仕込み”

そんな〝安っぽさ〟が露骨に現れたのが、6月4日に放送された『はじめて東京行ってみたら?』だ。同番組は地方に住んでいる〝まだ東京に行ったことのない人〟を東京に招待するという番組。この回は、長崎県・五島列島に住む〝倖田來未の大ファン家族〟が、東京の街で倖田を探す旅の様子が放送された。しかし、ネット上では「ありえねー。なんだこのデキレース」「マジでこれヤラセだろ? 露骨過ぎて引いたわ」「もはや倖田來未ファンしか喜んでないだろうな」など、酷評が殺到した。

「家族は倖田がよく訪れるという代官山や表参道のカフェに向かいましたが、もちろん出会えるわけもありません。ところが諦めかけていたその矢先、倖田のインスタグラムが突然更新され、近くのカフェにいるということが分かりました。家族が急いで向かうと、〝偶然にも〟倖田が現れ、無事、家族とご対面となりました。ネット上では倖田が突然やってきた家族に〝神対応〟したとして、一時『倖田來未』がトレンドワードになりましたが、もちろん、完全な仕込みなのは間違いありません。感動の場面を作りたい意図は分かりますが、あまりにもわざとらし過ぎて、〝安っぽい演出〟と批判の声が上がりました」(同・記者)

この〝ありえない偶然〟が連発する展開に、出演者の松本明子と高橋みなみが「信じられない!」「奇跡だよ!」と号泣するシーンも放送され、〝白々しさ〟に拍車を掛けた。

この日の放送では、他にもラッパーのSKY-HIに会いたいという広島の姉妹が登場。本人と会うことはかなわなかったが、なぜか偶然、『Wエンジン』のチャンカワイと遭遇し、何とか有名人と出会えたところで終了となったが、この〝代替パターン〟は前回の放送でも行われており、ワンパターン演出に思わず笑ってしまった視聴者も多かったことだろう。

『ポツンと一軒家』が好調な原因は、地域に根ざす住民のリアリティーさだという。〝目の付けどころ〟の良さはテレビ東京のお家芸だ。せっかくの面白い発想も、安易な演出でお茶を濁しているようでは、視聴率復活は難しいと言わざるを得ないだろう。

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