チェルノブイリで生まれた子犬たちを保護し、飼い主探しに尽力するアメリカのボランティア団体の活動 (2/4ページ)

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・アメリカのボランティアグループがチェルノブイリを訪問

 アメリカの非営利団体「Clean Futures Fund(CFF)」は、ボランティアメンバーで形成されている人道援助団体だ。

 彼らは、チェルノブイリにいる野良犬を救助・保護し、新しい引き取り先を見つけることに力を注いでいる。

 ごく最近では、組織のメンバーは6月3日に国際動物虐待防止協会(SPCA International)のメンバーと共同で、チェルノブイリを訪問した。

 救助された犬たちは、放射線中毒の治療を受けるだけでなく、狂犬病の予防接種も投与され、去勢される。その後は、永遠に引き取って可愛がってくれる飼い主を保護施設で待つ。


The Puppies of Chernobyl

 悲しいことに、立ち入り禁止区域で育ってきた犬たちの寿命は短い。また、仔犬たちは野生の状態でいたために社会化されておらず、人に飼われるまでには時間をかけた訓練が必要だという。

 去年のメディアインタビューで、CFF共同創設者のルーカス・ヒクソンさんはこのように話している。

チェルノブイリで生まれ育った子犬たちには、例えば「おもちゃ」の概念がありません。子犬たちにとって、遊ぶために好きな唯一のものが地面に落ちている棒や自分たちの餌となるものだけなのです。

保護施設にいる間、我々は子犬たちのために特別な訓練プログラムを開発しました。しかし、完全な可能性に達するまでには、まだもう少し愛情をもって見守りながら、ケアしてやることが必要です。
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