江戸っ子はミネラルウォーター派?実は江戸時代の水もお金を払って飲んでいた (2/2ページ)

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楊洲周延「時代かゞみ 弘化之頃(部分)」国立国会図書館蔵

彼らは、夏の暑い盛りに、江戸の町では「ひやっこい、ひやっこい」という声が響かせながら、江戸の町中で水を売り歩いていました。

水を売る?夏限定、江戸時代のおもしろ商売「冷や水売り」を詳しく解説

笠をかぶり、天秤に二つの桶を担いで売り歩いている水売りの姿は、まさに江戸の名物でもありました。「滝水」「冷水」の看板もかけ、前のほうの桶には小さな屋台があり、茶碗や白玉が収納されていました。この時代の川柳に「銭金わく土地水を買ってのみ」というものがあり、当時の様子が分かります。

喉が渇いた人はこれらの水を買って飲んだそうです。その姿は今のようにコンビニや自動販売機などでミネラルウォーターやお茶などを買う様子とほとんど違いがありません。

参考:中江克己『お江戸の意外な生活事情―衣食住から商売・教育・遊びまで』

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