モバイルバッテリーでありながら、コンセントに挿せばスマホやタブレットなどの充電アダプターとしても使用することができる伝説の充電器 Anker PowerCore Fusion 5000 (約3000円)が世界中で支持を得ている。複数購入し、外出時に持ち歩いている人もいるようだ。

・Anker PowerCore Fusion 5000 は神的モバイルバッテリー
外出時には 5000mAh の大容量モバイルバッテリーとして使用し、Anker PowerCore Fusion 5000 のバッテリーが減ったらコンセントに挿してカンタン充電。コンセントに挿したまま、スマホやタブレットなどの充電アダプターとしても使用できるため、その利便性は非常に素晴らしい。ワイヤレス給電である Qi(チー)に対応している点も評価されている。

・Anker PowerCore Fusion 10000 の凄さ
その Anker PowerCore Fusion 5000 の次世代機として発表されたのが Anker PowerCore Fusion 10000 (実売4000～5000円)である。バッテリー容量が倍増して 10000mAh となり、USB-Cコネクタを搭載してノートPCやスマホやタブレットなどに 15W の高電力な給電を可能にした。もちろんコンセントからのダイレクトな給電も可能で、ワイヤレス給電の Qi にも対応している。

・中国のみで販売すると発表
しかしながら突如として Anker は Anker PowerCore Fusion 10000 の日本発売を中止。中国のみで販売すると発表したのである。Anker PowerCore Fusion 5000 のファンは次世代機に期待していたため、日本未発売のニュースに多くの人たちが悲しんだ。

・なんと Apple から似たものが発売！
そんななか、Apple が 自社公式商品として Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger (以下 Apple Fusion)の販売を開始。価格は11400円(税別)と強気な価格で、多くの人たちがいろんな意味で「なぜ!?」と思ったようである。

・非常にスペックが酷似している
Apple Fusion は Anker PowerCore Fusion 10000 と非常にスペックが酷似している。通常の USB端子のほか USB-C (Power Delivery / PD)を搭載しており、コンセントに挿して充電アダプター使用も可能で、ワイヤレス給電の Qi にも対応。形状もほぼ同じである。それゆえ、マニアの間では「これを販売するために Anker PowerCore Fusion 10000 を販売中止にしたのでは」との説が濃厚となっている。

・Apple Fusion は最大30W
しかしながら Anker PowerCore Fusion 10000 と Apple Fusion では大きく違う点が3つある。ひとつは価格が約2倍も高額な点(約4000円が11400円)。もうひとつが、USB-C端子からの給電が Anker PowerCore Fusion 10000 は　15W　なのに対し Apple Fusion は最大30W という点である。そして Apple Fusion の容量は 5000mAh なので Anker PowerCore Fusion 10000 の半分だ。

・ノートPCに急速に充電可能
Apple Fusion による 30W の強力なパワーにより MacBook などのノートPCに急速に充電可能なのである。15W と 30W では2倍も性能が違うことになり、そこは Apple Fusion の勝利といえる。とはいえ Apple Fusion の容量は 5000mAh なのは残念だが。

・Apple Fusion 1個の値段で2個買える
けっこう高額だが Apple Fusion の利便性はかなり良い。もし Anker PowerCore Fusion 10000 が日本で発売されていたら、2個も買えてしまう価格だ。あなたは Apple Fusion を買う？ 買わない？

もっと詳しく読む: Anker PowerCore Fusion 10000 発売中止の代わりに Apple が販売開始した Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger の性能(バズプラス Buzz Plus)