ジャニー氏逝去で生じる滝沢秀明も松本潤も解決できない「大問題」
7月9日に、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で都内の病院で逝去した、ジャニーズ事務所の代表取締役社長、ジャニー喜多川氏(本名:ジョン・ヒロム・キタガワ)。享年87だった。
1962年にジャニーズ事務所を創業して以来、シブがき隊、少年隊、男闘呼組、忍者、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、Kinki Kids、タッキー&翼、嵐、関ジャニ∞、KAT-TUN、NEWS、Kis-My-Ft2、Hey!Say!JUMP、Sexy Zone、A.B.C―Z、ジャニーズWEST、King&Princeなど、そうそうたる男性アイドルグループを世に送り出してきたジャニー氏。
「ジャニーさんは、そのカリスマ性、類まれなるプロデュース能力、先見性で、日本に男性アイドルグループという新しい文化の礎を作り出しました。そして何より、数々のジャニーズグループの名前もすべてジャニーさんが決めていたんです。
たとえばSMAPは“Sports”“Music”“Assemble”“People”の頭文字を取った造語で、“スポーツと音楽の融合”、“スポーツと音楽をするために集められた人々”という意味が込められています。また、嵐は“世界中に嵐を巻き起こす”という意味の他、五十音で最初の“あ”、アルファベットでも最初の“A”で始まるため、“頂点に立つ”という意味も込めて命名されました。
SMAP、嵐という名前を初めて聞いたときはピンと来ませんでしたが、どちらのグループもジャニーさんが思いを込めたグループ名通りの活躍をしていますよね。そんな天才的な命名をしてきたジャニーさんがお亡くなりになり、今後デビューするジャニーズのグループ名を、誰が、どのようにつけるのかが、大きな問題として生じたてしまったんです」(音楽誌ライター)
デビュー済みのグループでは、King&Princeが最後のジャニー氏命名となった。
「ただ、やはり体調面のことがあったのでしょう、ここ最近はその命名に関して、ジャニーさんの中でも納得がいくようにつけられないこともあったそうです。Jr.内ユニットには『美 少年』というグループがいるのですが、ジャニーさんは当初、別のグループ名を考えていたそうなんです。ただ、そのグループ名には、誤解を生じかねない言葉も入っていたともされ、周囲から反対にあったと言われていますね。
今後は、次期社長就任が確実視されている藤島ジュリー景子副社長、『ジャニーズアイランド』社長の滝沢秀明(37)、そしてKing&Princeを指導し、裏方の仕事もやっていくという松本潤(35)あたりがつけていくことになるのでしょうか。ただいずれにせよ、ジャニーさんはネーミングも天才だった。だから、誰が命名することになっても、ジャニーさんのようには絶対にできないと思いますよ……」(芸能プロ関係者)
グループ名が決まらなければ新たなスターは誕生しない。やはり、ジャニー氏の逝去は、ジャニーズ事務所の今後に、大きな影響を及ぼしそうだ――。