トラックの車体の隙間にしがみついたまま高速道路を50キロ。奇跡の生還を遂げたミラクルキャット(アメリカ)

カラパイア

トラックの車体の隙間にしがみついたまま高速道路を50キロ。奇跡の生還を遂げたミラクルキャット(アメリカ)
トラックの車体の隙間にしがみついたまま高速道路を50キロ。奇跡の生還を遂げたミラクルキャット(アメリカ)

image credit:facebook

 人間だったら助からないような行動をやってのける猫には9つの命がある、という迷信もあったりするがこちらの子猫はまずそのうちの1つの命を使ったようだ。

 先月末、生後6週の猫ミラクルはアメリカ・ニュージャージー州の高速道路を走行中の大きなトラックのすき間で、死と隣り合わせの恐怖を味わった。

 小さな体をきゅっと丸め、ひたすら耐えていたミラクル。

 もはや絶望的な状況にあった彼女だが、いくつかの偶然や人々の善意のおかげで救い出され、無事に保護されることになったのだ。
・トラックから発見された子猫

 ミラクルと名付けられたこの子猫が、いつどのようにしてトラックに潜り込んだかは不明だが、少なくとも50kmほどの距離を耐えていたとみられている。

 ドライバーが彼女に気づいたのはニュージャージー州中部を通過する頃だった。

 幸いなことに他のドライバーが必死にしがみついているミラクルを発見。知らずに走るドライバーに停車をうながしたおかげでようやく降りられた。



 その後、ドライバーが呼んだ警官によりすみやかに獣医のもとに運ばれ、動物保護施設911 Dog and Cat Rescueのボランティアスタッフであるローリー・バンチさんが彼女のお世話をすることになった。
 
 ミラクルは6週間ほどの子猫だった。ローリーさんによると、当時の彼女は心身ともに大変なことになっており、いろんな治療が必要だったという。


・ケアによってショック状態からも復活

 ノミと油まみれだったミラクルはきれいに洗われ、獣医が処方した駆除剤や薬を使うことになった。



 ローリーさんの慎重なお世話によって緊張が少しずつほぐれ、ようやくショック状態から抜け出した。

 「初日は恐怖からか食べ物もうけつけませんでした。でも翌朝、心配してる私のために食べてくれたんです」



・里親探しを目指してすくすく成長中

  ローリーさんはミラクルに心臓の音がするぬいぐるみもプレゼントした。それはたちまちミラクルのお気に入りになり、小さな鼻を押しつけるようになった。

「ぬいぐるみの下に潜り込んだりするミラクルもすごく可愛いんですよ」

 ミラクルはあと数週間で里親探しができるという。その日が来るまで施設は、ミラクルにかかる費用などの援助を呼び掛けている。



 壮絶な体験をしながらも大きなケガもなく保護された強運の猫ミラクル。奇跡の生還を果たした彼女なら、とんとん拍子でぴったりな家族に出会えそうだね。

References:westernjournalなど /written by D/ edited by parumo
「トラックの車体の隙間にしがみついたまま高速道路を50キロ。奇跡の生還を遂げたミラクルキャット(アメリカ)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る